著者からのご挨拶
愛知東三河新城市の旧鳳来町長篠中学校を昭和32年に巣だった同級生三人と恩師林先生の4人(ほか一名)で、6年前に出版した『立ち上がれ、ふるさと』の続編である。旧著は5人による対談集だったが、この新著では26名のうち一部は対談の形式をとったものの、殆どは各テーマにつき執筆を御願いしている。
愛知大学学長川井氏・豊橋技術科学大学学長大西氏・名古屋大学副総長松下氏の論稿をいただいたうえ、元日航機長の小林宏之氏の空から見た郷土の模様、新藤宗幸教授の巨大都市東京の未来像、地元新城市の穂積亮次市長の東三河広域連合構想など、この地方の課題と展望が熱っぽく説得的に語られている。
本書は、愛知奥三河を中心に、豊橋を本部とする愛知大学関係や静岡の常葉大学あるいは早稲田大学有志の福島原発被害帰還訴訟など、広く深く問題提起をしたものである。