※本書籍はレジストラー・ブックスではございません。
「困難な事案」を処理するにはどうしたらよいか?
戸籍事務処理上で生じる種々の疑問を解決する60事例
●渉外事件や戸籍訂正などをはじめ実務上判断に迷う事案を収録。
●関連法令・先例を根拠とした基本的考え方、実際の事案へのあてはめ方を分かりやすく解説。
●「問」、「答」の簡潔な形式で、具体的かつ平易で理解しやすい。
※本書は,戸籍時報連載「実務相談」において,平成18年9月から平成26年12月まで掲載された事例のうち,60事例を厳選した上,現在の戸籍実務に適合するように補訂・見直しを行ったものです。
本書での収録事例(一部抜粋)
【戸籍の記載】日本人父がブラジル国の方式によりブラジル人子を認知した報告的認知届における子の氏名表記について
【届出通則】当事者双方が署名押印した協議離婚届が提出され、受理後、戸籍の記載前に、受理処分を撤回されたい旨の申出があった場合の取扱いについて
【出生】母の離婚後300日以内に出生した子について、出生届未済のうちに母の後夫を実父とする認知の裁判が確定し、母の後夫から出生届があった場合について
【認知】旧国籍法下にブラジル国内で出生した日本人母の嫡出でない子(国籍不留保)について、ブラジル国官憲発行の出生証明書に日本人父の氏名の記載がある場合における認知の届出の取扱いについて
【縁組】日本人男がフィリピン人妻の嫡出でない子(フィリピン人・19歳)を養子とする縁組の届出について
【婚姻】日本人と婚姻中に帰化した者につき、当該婚姻が裁判で取り消された場合において、同帰化者が所在不明のときの戸籍の処理について
【離婚】日本人女と中国人男との調停離婚が中国の人民法院で成立し、民事調解書を添付の上、我が国に報告的離婚届がされた場合の離婚の効力及びその記載方法について
【親権】離婚後300日以内に生まれた子について、母から嫡出子出生届がされた後に父母の報告的離婚届が送付された場合の戸籍の処理について
【死亡】死亡者の本名及び、本籍等が判明したときの追完届の処理について
【入籍】母と前夫の婚姻中に出生した子について、母と前夫の離婚後に出生の届出をし、その後、母の前夫との嫡出否認の裁判が確定した場合において、子を真実の父の戸籍に入籍させる手続等について
【戸籍訂正】子の生年月日を訂正することによりその子が真実の父子関係のない母の前夫の嫡出子となる場合の戸籍訂正について
【追完】日本人と婚姻している外国人が日本と外国との重国籍者であることが判明したため、日本人同士の婚姻とする戸籍の処理について