初めて窓口業務担当になった新人職員や委託業者担当者を
短期間で即戦力に育てるためのマニュアル
<著者紹介>
横関 進
1979年に尼崎市役所に入り、市民課窓口係・戸籍係・住民記録係を経験。1984年に尼崎市住民記録システムの開発に従事。
1987年に全国で初めて戸籍総合管理システム(戸籍事務の一部処理システム)を設計・開発。
全国でこの戸籍総合管理システムの説明会・講演会を行う(後日、尼崎市は法務大臣表彰を受賞)。
その後、企画財政局、市長公室、都市局、産業経済局などを経験し、2012年4月から市民サービス部長となり、外国人登録制度から新しい住民基本台帳制度への移行の推進、コンビニによる証明書交付の実施、市民課・サービスセンターの窓口業務の一部委託の実施、住民記録システム・国民健康保険システム・国民年金システム・後期高齢者医療制度システム等の基幹システムを汎用コンピューターからパッケージシステムへ移行するオープン化を推進、事前登録型本人通知制度の実施、マイナンバー制度対応の実施等を行う。
2017年3月末に定年退職。
<本書のポイント>
●「即戦力」になれるよう説明
この市民課窓口マニュアルは、職員の皆さんが人事異動等ではじめて市民課に配属された際に即戦力になれるよう説明しています。
●「最初」の実務について解説
皆さんが即戦力になれるよう、最初の実務である①証明書交付事務、②住民基本台帳の一部の閲覧事務、③住民異動届等の受付事務について説明しています(戸籍届出事件の受付については記載していません)。
加えて、各事務のフロー図を最初に記載して、全体のイメージがつかめるようにしています。
●基礎知識を後半で説明
実務を一通り覚えた後で基礎知識編を学習すれば、より市民課の仕事への理解が深まります。
●委託業者の担当者も理解できるよう工夫
窓口事務の一部委託にも対応できるよう、市区町村職員が対応した場合、委託業者と職員が対応した場合の2パターンを表示しています。
これにより、民間事業者の担当者も容易に理解できるよう工夫しています。
●図や表を多用してわかりやすさを追求
初級者の職員が理解しやすいよう、図や表を多く用いています。
●図や表から関連する解説を参照できる
図や表の中に参照ページを記載して、説明文や基礎知識編との関連を検索できるようにしています。
事務の内容の理解が進むとともに、関連箇所を見つけられるよう工夫しています。
※このマニュアルは令和4年4月1日までの法律改正等を盛り込んで記載しています。
※市区町村が異なると市民課窓口の運用も異なる場合があります (本マニュアルの内容は尼崎市などの取扱いをもとに作成しています)。