主要な届出に関する要件や処理上の問題を1冊に凝縮!
戸籍窓口業務を正確に、よりスピーディーに!
●戸籍実務の基礎から応用を、一問一答形式でわかりやすく解説。
●625 問のQ&Aで、届出の処理をめぐって生じる問題点や疑問点に幅広く対応。
●初版以降の法改正を反映。いますぐ使える座右の書。
【改訂の主な内容】
特別養子縁組・特別養子離縁の章の追加
特別養子縁組における特別養子の年齢の改正
成年年齢の引下げ
婚姻年齢の改正
届書等への押印の廃止 等
【書籍の特徴】
◆調べやすい見出し
◆ポイントを押さえた設問
◆簡潔な回答と具体的な根拠
◆主要な届出を網羅
・戸籍制度概説
・出生
・認知
・養子縁組
・養子離縁
・縁氏続称
・特別養子縁組
・特別養子離縁
・婚姻
・離婚
・婚氏続称
・死亡
・失踪
◆目次にはQと対応した小見出し付き!
◆とっさの疑問に答える設問が充実!
<目次>
第1 部 総 論
第1 戸籍制度の概要
1 戸籍制度の目的と役割
2 戸籍の利用目的
3 戸籍制度の変遷
4 戸籍制度と関係法令・先例との関係
第2 戸籍事務の執行機関
1 戸籍事務の処理機関
2 法定受託事務の意義
3 市区町村長の職務代理者
4 戸籍事務の補助者
5 在外公館長の戸籍届出の受理権限
6 市区町村長の処分の不服申立手続
7 戸籍謄本等の不交付決定の不服申立手続(戸籍法の改正理由)
8 戸籍事務担当者としての対応
第3 戸籍事務に関する国(法務局)の関与
1 戸籍事務についての法務局の関与
第4 届出に関する通則
1 届出の種類
(1) 報告的届出と創設的届出
(2) 報告的届出と創設的届出の違い
2 届出をすべき者
(1) 届出義務者
(2) 届出資格者
(3) 制限能力者の届出
3 代理人による届出
(1) 代理人による届出の認否
4 届出地
(1) 届出地の一般原則
(2) 届出地の特例
(3) 外国に在る日本人の届出
5 届出期間
(1) 期間制定の趣旨
(2) 期間の計算方法
(3) 期間の満了日が休日であるときの扱い
(4) 法定の届出期間経過後にされた届出の受理
第5 届出の方法
1 届出の方式
(1) 届出方法の通則
(2) 届書の持参提出の要否
(3) 市区町村役場の閉庁時等の戸籍届出の取扱い
2 書面による届出
(1) 届書の様式
(2) 届書の記載事項
(3) 届書の記載上の注意事項
(4) 届出人及び証人の署名・押印
(5) 届書の通数
(6) 届書の添付書類
(7) 添付書面の原本還付
第6 届出の処理
1 一般的事項
(1) 届出の受付(受領)に際しての留意事項
(2) 届出の受付と受理・不受理の意義
(3) 創設的届出の効力の発生時期
(4) 創設的届出の効力と戸籍の記載との関係
(5) 届書等の受付帳への記入
(6) 郵送による届出が,届出人の死亡後に到達した場合の効力
(7) 不受理の処分をした届書の処理
(8) 届出の取下げ(又は撤回)
2 戸籍届書の審査と受理
(1) 届書の審査の重要性
(2) 届書の審査方法
(3) 届出等の受理照会
(4) 届出の際の本人確認
ア 本人確認制度の趣旨
イ 本人確認の対象となる届出と事件本人
ウ 本人確認の方法
エ 本人確認ができなかった者への通知 Q
(5) 不受理の申出
ア 申出制度の趣旨と対象となる届出
イ 申出人
ア 申出をすることができる者
イ 外国人からの申出
ウ 申出の方法
エ 申出をすべき地
オ 申出の対象の届出がされた場合の処理
カ 申出の取下げ
第2 部 各 論
第1 出生の届出とその処理
1 出生子の態様
(1) 嫡出子
ア 嫡出子の意義
イ 推定される嫡出子
ウ 推定されない嫡出子
エ 準正嫡出子
ア 準正嫡出子の意義
イ 準正嫡出子の身分を取得する場合の例
ウ 準正嫡出子の身分を取得する時期
エ 準正嫡出子の氏
(2) 父未定の子
ア 父未定の子の意義
イ 父未定の子に該当しない例
(3) 嫡出でない子
ア 嫡出でない子の意義
イ 嫡出でない子の法的親子関係の成立
2 嫡出否認等の裁判と出生届
(1) 嫡出否認の訴え提起と出生届
(2) 嫡出推定の排除と親子関係不存在確認の裁判
(3) 民法上の嫡出推定子につき嫡出でない子とする出生届
3 出生子の国籍
(1) 出生による日本国籍の取得
(2) 日本国内で出生した外国人の出生届との関係
4 出生子の氏名
(1) 氏
ア 嫡出子・嫡出でない子・準正子の氏
イ 父母離婚後の出生子(嫡出子)の氏
ウ 父未定の子の氏
(2) 名
ア 名に用いる文字の範囲
イ 子の名に用いる文字の制限理由
ウ 命名権者
エ 名未定としての出生届出
オ 同一戸籍内での同一名の可否
カ 制限外の文字を用いた出生届が受理された場合の対応
キ 制限外の文字を用いることができる例
ク 制限外の文字使用の出生届の受否
ケ アルファベット文字使用の出生届への対応
コ 大文字・小文字の使用の可否
サ 子の名に使用できる仮名・記号等の例
シ 外国人の子の出生届における氏名の記載
5 出生届出の意義と態様
(1) 出生届出の法律的意義
(2) 出生届出の態様
(3) 嫡出子出生届
(4) 嫡出でない子の出生届
ア 出生届出の対象となる子
イ 胎児認知された子の出生届
ウ 嫡出推定子につき実父の認知の裁判確定と出生届
(5) 父未定の子の出生届
(6) 航海中又は公設所での出生子の出生届
ア 航海中の船舶内で出生した子の場合
イ 航海日誌を備える船舶内での出生子の出生届
ウ 病院,刑事施設等での出生子の出生届
エ 公設所の長による出生届と届出資格の記載
(7) 管轄法務局の長に受否の指示を求めるべき出生届
(8) 戸籍法62条の嫡出子出生届
ア 戸籍法62条の嫡出子出生届と届出人
イ 直系卑属を有しない子につき戸籍法62条の嫡出子出生届の可否
(9) 棄 児
ア 棄児として扱う子
イ 棄児発見調書による戸籍の処理
ウ 病院で出生した子(出産後母行方不明)の出生届の扱い
(10)婚姻の解消又は取消し後日以内の出生子の出生届出の取扱い
(11)国籍留保の届出
ア 国籍留保の届出の意義と届出を要する例
イ 日本人と外国人(その本国が血統主義を採る国)の夫婦間の子が出生地主義国で出生の例
ウ 国籍留保の届出人
エ 国籍留保の届出方法
オ 届出期間経過後の国籍留保の受否
カ 戸籍法条の嫡出子出生届出と父の国籍留保の届出資格
キ 父から嫡出でない子の出生届と認知届をする場合の国籍留保の届出資格
ク 国籍留保の届出につき届出遅延の事由が認められる事例