移民国家ニッポン 1000万人の移民が日本を救う 画像拡大 本体 ¥ 1,600 ¥ 1,760 税込 著者:坂中 英徳・浅川 晃広/著 判型:四六判 ページ数:192頁 発刊年月:2007年10月刊 ISBN/ISSN:9784817837868 商品番号:40348 略号:移民 入荷待ち お気に入りに追加 この書籍はAmazonサイトにてPOD(プリント・オンデマンド版)でのご購入のみとなっております。 商品情報 日本の未来はどうなるのだろうか。何の手も打たなければ,人口激減の直撃を受ける農業・林業地帯では地域住民がひとりもいなくなって消えてゆく農山村が相次ぎ,日本人が営々と守り続けてきた水田と森林は荒廃の一途をたどるであろう。人口減が深刻化する一方の日本は,もはや手をこまねいているわけにはいかない。今こそ,日本の大改革に向けて,活発な国民的議論を始めなければならない。(はしがきより抜粋) 目次 第一章 「移民国家ニッポン」を目指して-我々は行動を開始する ・外国人政策研究所 ・「人材育成型」移民政策の採用を ・外国人技能実習制度は「国際技術移転型」から「国内人材確保型」へ ・外国人看護師・介護福祉士の受け入れも「人材育成型」で ・「トヨタ職業訓練学校」の創設を ・外国人の別天地「夜間中学」の拡充を ・大相撲の世界は未来の日本の縮図 ・在日中国人は友好の架け橋となる ・来るべき多民族社会で在日コリアンが存在感を示す道 ・在日コリアンよ、日本国籍を取得し、政治参画の道を選べ ・上陸審査時の指紋採取はテロリストの入国阻止に威力を発揮する ・移民政策の一環として難民を受け入れるべきである ・1000万人の移民の受け入れには「移民庁」の創設が不可欠 ・「多民族共生センター」設立構想の提唱 ・「移民国家ニッポン」の未来像 第二章 「人口減少国家ニッポン」を支える外国人 ・少子化対策よりも”即効性“がある ・「人口構成」から人口減少の本質を紐解く ・「団塊の世代」が引き起こした人口構成の変化 ・1955年以降は「少子高齢化」が進展し、人口減少に至る ・人口減少社会が最も必要とする外国人 ・介護業界の現状を見よ ・「税込みいくら?」 ・「若さ」「専門知識」「日本語能力」の三拍子 ・フィリピン人看護師・介護士受け入れ制度は機能しない 第三章 外国人戦力を「育てる」-人材育成型移民政策の提唱 ・国際人口移動の中で特殊な位置にある日本 ・「高度人材型」でも「出稼ぎ型」でもない ・「人材育成型移民政策」の提唱 ・既存のインフラ・制度を転用可能 ・サントスも朝青龍も「人材育成型」 ・送出国の「人材流出」どころか、利益にもなる ・制度として確立可能か? 第四章 「人材育成型移民政策」の先行事例を見る ・「人材育成」の先行事例がある ・「ベトナム人看護師養成支援事業」に学ぶ ・「日本人よりも解剖学ができる」ベトナム人留学生 ・名札を隠せばすらすらと…… ・「あと一人いてくれれば、みんなが助かる」 ・しっかりとした「人材育成」を ・急激に拡大するベトナムでの日本語学習 ・「人材育成型」のための「人材育成」を ・「日本語教育」の全面的展開を ・「移民国家ニッポン」への本格的取り組みを 第五章 移民先進国・オーストラリアに学ぶ「社会統合」の重要性 ・豪州の移民政策の歴史 ・「人種暴動」事件に見る「社会統合」の重要性 ・背景にあるシドニーの地域性と階層性 ・遠因として考えられる移民政策 ・「社会統合」へ軸足を移すハワード政権 ・「市民権試験」の導入 ・移民の国籍取得要件の変遷 ・「技術移民」重視の移民政策 ・「移民国家ニッポン」への示唆 第六章 体験的入管政策史-人口動態・国際人口移動・外国人政策 ・「坂中論文」の誕生 ・国際人口移動の本質を考える ・1970年代の外国人政策 ・ヨーロッパ諸国の外国人労働者受け入れの経験に学ぶ ・不法入国の元凶は経済格差である ・1990年の入管法改正のねらい ・在留資格の変遷から見た外国人政策史 ・1951年の入管法制定時の外国人政策 ・1980年代の外国人政策 ・1990年代の外国人政策 ・アジア諸国から日本への人口移動 ・東北アジアにおいて新たな人の大移動は起きるのか? ・人口減少社会の外国人政策論の発展 ・21世紀の日本の外国人政策を語る ・二つのシナリオ ・「縮小社会」の入国管理政策 ・多民族共生社会を作れるのか