~子どもが自分の人生を歩むために~
「子どもの意見表明権」とは何か? 子どもの意見表明権を保障するためには?
「子どもの意見」と「子どもの最善の利益」のはざまの悩みにこたえる一冊!
「意見聴取等措置」をとる際のポイントや留意点、「意見表明等支援事業」の構築・運用がわかる!
――令和4年児童福祉法改正(令和6年4月1日施行)対応――
◎子どもの意見表明権とは何か【理論がわかる!】
子どもの意見表明権の法的意義や、意見形成支援の在り方、子どもの聴かれる権利などについて、抽象論ではなく、 具体的な場面を挙げながら、わかりやすく解説。
実務で悩むことの多い乳幼児・障がいがある子どもの意見表明権や、子どもの最善の利益との関係なども実務に即して丁寧に解説。
◎子ども虐待対応と「子どもの意見表明権」【実務がわかる!】
入所措置や一時保護等の場面に応じて、どのように子どもの意見表明権を保障してくべきかなど、ケースワーク上でも重要となる問題について、児童相談所業務を中心に、具体的な対応や留意点を解説。さらに想定ケースに基づいた具体的な対応も盛り込まれ、現場での実践に役立つ内容。
◎令和4年児童福祉法改正への対応【「これから」行うべきことがわかる!】
「意見聴取等措置」と「意見表明等支援事業」について、スタートアップマニュアル案やガイドライン案、本書の内容を踏まえた実務対応や留意点などが、よくわかる。意見表明等支援員の基本原則(子ども主導)とは、どういうものなのかも具体的に解説。
明石市の「こどもの意見表明支援制度」の運用に関する具体的な解説に加え、業務委託先の弁護士会との契約書や仕様書等の一部も収録。今後、全国の自治体が制度構築を行う際に役立つ内容。
イラストや図表、事例を交えて解説!【こちらから見本のPDFが確認できます】
<著者紹介>
弁護士・社会福祉士・公認心理師・精神保健福祉士
2012年弁護士登録。弁護士登録後は、少年事件の付添人や子どもシェルターに入所した子どもの担当弁護士として活動。
2017年に兵庫県明石市に入庁。2019年4月に同市に設置された明石こどもセンター(児童相談所)の立ち上げに携わり、同センター開設後は同センターの相談支援担当課長(常勤弁護士・指導指導教育担当児童福祉司)として勤務。また、2021年10月に同市が兵庫県弁護士会と協定を締結し制度化した「こどもの意見表明支援制度」を立案し、構築・運用に至るまで中心となって業務に従事。
2023年3月より、奈良市子どもセンターの常勤弁護士として勤務。
●委員活動等
・NPO法人全国子どもアドボカシー協議会 理事(2022年~)
・日本弁護士連合会子どもの権利委員会委員・幹事(2015年~)
●共著
・
『子ども虐待対応 法的実務ガイドブック―児童相談所弁護士による実践的対応と書式―』(日本加除出版、2020年)
・『子どもの虐待防止・法的実務マニュアル〔第7版〕』(明石書店、2021年)
・『実務コンメンタール児童福祉法・児童虐待防止法』(有斐閣、2020年)