本書は昨年11月に刊行しました「全訂第三版 相続における戸籍の見方と登記手続」(以下「全訂第三版」)において、一部誤った記載があることから、全面的に見直し、回収をさせて頂くと共に、加筆修正し、改稿をしたものとなります。
「全訂第三版」をお買い上げいただいた方にはご迷惑をおかけしたこと、改めてお詫び申し上げます。
当社より直接「全訂第三版」をご購入頂いた方には、「全訂第三版補訂」を改めてお送りさせて頂きます。
書店(ネット書店含む)で「全訂第三版」をお買い上げいただいた方(新品を定価で購入した場合)には交換対応(無償)をさせて頂いておりますので、「全訂第三版」を当社までお送り(着払いをご利用ください)くださいますようお願い申し上げます。
(重要なご案内 -「全訂第三版 相続における戸籍の見方と登記手続」の回収と交換について)
尚、「全訂第三版」は、絶版・回収とさせて頂いたため、「全訂第三版補訂」との対照正誤表は作成いたしませんので、ご了承いただければ幸いです。
昭和61年の初版以降、実務家から絶大な支持を得て版を重ねるロングセラー。 10年ぶり、待望の改訂版
<読者の声>
●少し込み入った相続手続きの時にいつもお世話になっています。全訂第二版も付箋
だらけになって、付箋の頁を見ると苦労した受託業務の記憶がよみがえってきます。(司法書士)
●何冊か購入していますが、とても役に立っています。講師をする時などは特に役立ちます。裏付けがあると安心して講義ができます。(行政書士)
●現行相続法に加えて、旧法の解説も詳しいので、法務局職員として必要な知識の習得には格好の教材です。(法務局職員)
●養子縁組・解消を何回も複雑に行っている戸籍を見た時、見方がわからなかったのがこの本が非常に参考になって、相続人の関係図が作れた思い出があります。(税理士)
●用地買収の際の相続人調査とその後の戸籍関係での相続人等の調査の参考書として利用しました。これ以上の参考書はないと思っています。(地方公務員)
<本書のポイント>
●相続適格者認定上必須の戸籍の見方を、ひな形、図表とともに191問のQ&Aでわかりやすく解説。
●相続登記について、申請書等のひな形を示してわかりやすく解説した53事例を収録。
●事項索引を収録。
<改訂のポイント>
●未成年後見制度の見直しや嫡出でない子の相続分を嫡出子と相等しいものとする「民法等の一部を改正する法律」及び「家事事件手続法」の施行等について反映。
●新たに「第7 法定相続情報証明制度における被相続人と相続人の戸籍」を設け、制度全般と相続手続等について詳細に解説。
●戸籍のコンピュータ化に伴い、遺産分割協議書やその他の書類が必要となる登記手続は、従来の手続が一部変更されるため、登記解説部分(第8~第10)にそれらを反映。
<目次>
第一 戸籍の様式・編製と改製・再製
一 旧法戸籍と現行戸籍
【問1】旧法戸籍は、どんな仕組みでつくられているか
【問2】旧法戸籍には、どんな種類のものがあるか
【問3】明治五年式戸籍は、どんな様式でつくられているか
【問4】明治一九年式戸籍は、どんな様式でつくられているか
【問5】明治三一年式戸籍は、どんな様式でつくられているか
【問6】大正四年式戸籍は、どんな様式でつくられているか
【問7】明治一九年式戸籍の各欄の記載は、どのようになっているか
【問8】明治三一年式戸籍の各欄の記載は、どのようになっているか
【問9】大正四年式戸籍の各欄の記載は、どのようになっているか
【問10】現行戸籍は、どんな仕組みでつくられているか
【問11】現行戸籍は、どんな様式でつくられているか
【問12】現行戸籍の各欄の記載は、どのようになっているか
【問13】性同一性障害者の性別の取扱いの特例法に基づく性別変更の審判を受けた者の戸籍はどのように記載されているか
二 改製原戸籍と改製後の戸籍
【問14】改製原戸籍と改製後の戸籍は、どこをみれば区別できるか
【問15】明治五年式戸籍は、どのように改製されたか
【問16】明治一九年式戸籍は、どのように改製されたか
【問17】明治三一年式戸籍は、どのように改製されたか
【問18】大正四年式戸籍は、どのように改製されたか
【問19】戸籍が、コンピュータ化されたとき、どのように改製されたか
三 再製原戸(除)籍と再製後の戸(除)籍
【問20】再製原戸(除)籍と再製後の戸(除)籍は、どこをみれば区別できるか
【問21】再製原戸(除)籍の効力と保存期間は、どうなっているか
第二 戸籍簿・除籍簿等の保存期間と謄抄本の請求方法
【問22】戸籍・除籍及び改製原戸籍の保存期間は、どうなっているか
【問23】戸籍・除籍及び改製原戸籍の謄抄本を請求する場合、どんな点に留意したらよいか
【問24】戸籍がコンピュータ化されている場合の、戸籍及び除籍の証明書はどのようになっているか
【問25】除籍や改製原戸籍の保存期間が経過していた場合の相続人の認定には、どんな証明があったらよいか
【問26】相続人と推認される者が除籍に記載されているが、以後の移動した戸籍も除籍となりその保存期間が経過し、廃棄告知書の示達を受けたが、同人の死亡を証するものは他にない場合、どのような措置が考えられるか
【問27】戸籍又は除籍が、火災等で滅失していた場合の相続人の認定には、どんな証明があったらよいか