「地域後見」の更なる普及・拡充と
市民後見人の養成と活動の支援に資する一冊
●「地域市民が適切な後見養成講座を受け、福祉や行政・支援団体と連携することで、高齢者・障害者が後見制度を利用し、安心した生活を送ることができる社会を作ること」を主眼とした内容。
●「後見制度を支える社会づくりの重要性と新しい後見職務の在り方」等を提言。
●類書に記載の乏しい、「市民後見人の育成と活動を支援する法人後見による支援の組織づくり、運営」等を解説。
●身上監護における事実行為も、後見事務に含まれる道筋を明らかにした上で、介護事務や医療に関する事務の問題点を掲げ、後見人の職務についての新しい在り方を提言。
【収録内容】
序 章 尊厳確保のための成年後見
――弁護士・公益財団法人さわやか福祉財団会長 堀田力
第1章 「地域後見への途」─我が国の成年後見制度の歩み
――弁護士・前一般社団法人後見人サポート機構代表理事 小池信行
第2章 成年後見制度の活性化と地域後見の実現
――NPO法人高齢者・障害者安心サポートネット理事長 森山彰
第3章 成年後見人等の事務の範囲と職務権限
――NPO法人高齢者・障害者安心サポートネット理事長 森山彰
第4章 介護事務と後見人の職務
――NPO法人高齢者・障害者安心サポートネット理事長 森山彰
第5章 医療に関する事務の問題点と後見人の職務
――NPO法人高齢者・障害者安心サポートネット理事長 森山彰
第6章 市民後見人と権利擁護
――日本福祉大学元社会福祉学部教授 柿本誠
第7章 権利擁護サービスと社会保障法
――熊本県立大学総合管理学部教授 石橋敏郎
第8章 地域福祉と市民後見人
――日本福祉大学元社会福祉学部教授 柿本誠
第9章 市民後見養成の歩み
――前東京大学特任助教 宮内康二