成年後見における意思の探求と日常の事務

事例にみる問題点と対応策
本体 ¥ 2,800
¥ 3,080 税込

著者:松川正毅/編
判型:A5判
ページ数:300頁
発刊年月:2016年1月刊
ISBN/ISSN:9784817842848
商品番号:40616
略号:成年事

入荷待ち

商品情報




被後見人の意思を探ることは、どのようにしてできるのか?
事務の指針となる、類のない一冊!

・被後見人の意思を探ることの意味を、後見開始から順を追って考察。
・実務で遭遇するであろう重要な問題を題材にして、被後見人の意思、事務の正当性を、問題指摘とともに探求。


本書は、実務に即した事項を内容としているものであり、成年後見事務に取り組んでいる司法書士をはじめとする成年後見等の事務に携わられる方の執務の参考となり、有用な示唆を与えるものであると考えています。多くの方々に利用され、成年後見事務がより良いものとなることを願う次第です。
近畿司法書士会連合会
理事長 中 谷 豊 重


本書が、成年後見の実務家にとって、日々の成年後見実務を遂行する中で、本人の自己決定と本人保護との間で多くの悩みを持たれながらも、高齢者・障害者が自らの意思に基づき安心して日常生活を送ることができるように支援する上で、多くの示唆を与えてくれるものと確信しております。
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート
理事長 多 田 宏 治

目次

序.成年後見における被後見人の意思
第1章 後見が始まるとき
後見人を選任するとき─利害関係について─/成年後見制度における市町村長申立て/コラム:本人財産の侵害について/被後見人の財産が支援信託されるとき/自立した老後に向けて─任意後見契約の問題点について─

第2章 財産管理に関する行為
被後見人に郵便物が届いたとき/不動産の管理と処分/コラム:土地の筆界確認/被補助人本人がなす銀行取引/被後見人がなす無償行為/本人の意思尊重と法定監督義務者としての責任について/本人が日常生活に関する行為をするとき/コラム:自己決定尊重と本人保護/成年後見等監督人の監督事務─監督人の「監督事務」の実情と同意権の有無の問題点を中心として─/未成年者の成年後見人に選ばれたとき

第3章 身分に関する行為
被後見人が養子縁組をしたとき─身分行為に隠れた財産行為─/親族が介護の日当を請求したとき/被後見人が相続人になったとき/後見人の管理行為が被後見人の遺言処分と抵触するとき/コラム:会社経営者が被後見人になったとき―事業承継―

第4章 特別寄稿
台湾の後見と介護

PAGE TOP