ありそうでなかった一冊!
自己決定支援の実現に欠かせない必備書
● 被後見人の自己決定支援を適切に行うために欠かせない医学的知識やコミュニケーションの確立手法を、医師の立場から解説。
● 成年後見制度の利用者に多い精神障害について、「精神医学的診断がどのように行われているか」「それぞれの精神障害がどのような病気か」「その症状や治療・ケアはどのように行われているか」「精神障害のある人とのコミュニケーションをどのようにすればよいか」等を、丁寧に解説。
● 自己決定支援のための法制度について、仕組みの解説だけでなく、判断能力の精神医学的評価方法や障害者権利条約等が要請する自己決定支援のあり方などを詳述。
成年後見制度の利用者の大多数を占める、認知症高齢者、知的障害者、統合失調症患者に関して
・認知症の方への対処の原則
・認知症の方の理解力を高めるための工夫
・知的障害者の行動特性
・知的障害者と接するうえでの配慮
・統合失調症患者の行動特性
といった具体的で参考となる表を収録!
その人ごとに症状の異なる被後見人を「どのように」支援すればよいのか?
成年後見人の悩み・不安を解消する一冊!
【著者紹介】
五十嵐禎人(いがらし よしと)
1963年横浜生まれ。1990年3月東京大学医学部医学科卒。1990年6月東京大学医学部附属病院精神神経科医員(研修医)、1992年6月東京都立松沢病院医員、1994年9月ロンドン大学精神医学研究所司法精神医学部門留学、1995年10月東京都立松沢病院復職、2000年1月 財団法人東京都医学研究機構東京都精神医学総合研究所主任研究員、2006年9月千葉大学社会精神保健教育研究センター法システム研究部門教授。
博士(医学)(千葉大学)
司法精神医学・司法精神保健学
日本司法精神医学会理事(事務局長)、日本成年後見法学会理事、法と精神医療学会理事、日本社会精神医学会評議員
著書
(編著)
『刑事精神鑑定のすべて』(2008年 中山書店)
『精神科医療と法』(2008年 弘文堂)
『だれでもわかる精神医学用語集―裁判員制度のために―』(2010年 民事法研究会)
(共著)
『成年後見と意思能力:法学と医学のインターフェース』(2002年 日本評論社)
『成年後見と医療行為』(2007年 日本評論社)
『刑事事件と精神鑑定』(司法精神医学 第2巻)(2005年 中山書店)
『民事法と精神医学』(司法精神医学 第4巻)(2005年 中山書店)
『司法精神医療』(司法精神医学 第5巻(2005年 中山書店)
『司法精神医学概論』(司法精神医学 第1巻)(2006年 中山書店)
『高齢社会における法的諸問題』(2010年 酒井書店)
『刑法・刑事政策と福祉』(2011年 尚学社)
『精神医学の思想』(2012年 中山書店)
『臨床医のための司法精神医学入門』(2013年 新興医学出版社)
『刑事法・医事法の新たな展開(下)』(2014年 信山社)
『現代法と法システム』(2014年 酒井書店)
『成年後見制度‐法の理論と実務 第2版』(2014年 有斐閣)