実践 離婚事案解決マニュアル

当事者ケアと子どもの権利・利益実現に向けた、弁護士のサポートのあり方
本体 ¥ 4,400
¥ 4,840 税込

著者:二宮周平/編集代表 有村とく子・伊藤佳代子・入江秀晃・岡﨑倫子・岡田裕子・小田耕治・片山登志子・近藤眞弓・櫻井美幸・鈴木興治・高島聡子・中井洋恵・中村正・丹羽有紀・乘井弥生・馬場陽・松本健輔・村本邦子・安元義博・山本健太郎・山本婦紗子/著
判型:A5判
ページ数:456頁
発刊年月:2020年6月刊
ISBN/ISSN:9784817846570
商品番号:40772
略号:実離婚

商品情報

離婚事案に精通した弁護士・臨床心理士・社会福祉士・家裁調査官・研究者の知識・ノウハウを集結!
合意による解決に導くための、相談、交渉、調停、訴訟に関するQ&Aを収録!

<編集代表>
二宮周平(立命館大学法学部教授)

<執筆>
有村とく子(弁護士)
伊藤佳代子(別府大学短期大学部教授)
入江秀晃(九州大学大学院法学研究院准教授)
岡﨑倫子(弁護士)
岡田裕子(公認心理師・臨床心理士)
小田耕治(元大阪高等裁判所判事・元家事調停委員)
片山登志子(弁護士)
近藤眞弓(社会福祉士)
櫻井美幸(弁護士)
鈴木興治(弁護士)
高島聡子(京都家庭裁判所主任家裁調査官)
中井洋恵(弁護士)
中村正(立命館大学大学院人間科学研究科教授)
丹羽有紀(弁護士)
乘井弥生(弁護士)
馬場陽(弁護士)
松本健輔(公認心理師・臨床心理士)
村本邦子(立命館大学大学院人間科学研究科教授)
安元義博(弁護士)
山本健太郎(弁護士)
山本婦紗子(弁護士)

目次

序 離婚事案に携わる弁護士が知っておきたいこと
第1部 多様なサポートのあり方
第1章 当事者と向き合う
I 男性当事者に対するアプローチ─弁護士と臨床社会学・社会病理学から
II 女性当事者に対するアプローチ─弁護士と臨床心理学から
III 子の福祉を中心とした当事者間の対話促進~弁護士は何をすべきか・何ができるか
IV 夫婦・パートナー共同で行う問題解決アプローチ~カップルカウンセリングの臨床から

第2章 子どもへの対応
I 子どもの意思の尊重と適切な情報提供の必要性
II 子どもの手続代理人
III 高葛藤事案における子どもの権利と利益の実現

第3章 当事者の対話へ向けて
I 和解的コミュニケーション論:家事調停のための対話型調停技法
II 家裁調査官の経験から

第4章 社会的サポートとの連携
I 社会福祉的支援との連携
II DV 被害者へのサポート
III 社会的支援の連携を機能させるために弁護士はどのように関わるべきか

第5章 依頼者の利益と子の利益─弁護士倫理の視点から─

第2部 現場での実践 Q&A
第1章 相談編(初期対応編)
I 紛争プロセスから見た弁護士の対応の違い
II 将来の方向性を決めかねている当事者への対応
III 主として離婚原因の被害者的立場にある当事者への対応
IV 主として離婚原因を作出した当事者や攻撃的・暴力傾向のある当事者への対応
V 相談段階における子どもに対する対応
VI 紛争解決のための手続選択のためのメルクマール

第2章 交渉編
I 離婚を求める当事者の代理人としてのアプローチと役割
II 離婚を求められた側の代理人としての役割
III 離婚や慰謝料請求と面会交流・養育費等に関する合意形成を同時並行的に進める場合の手法

第3章 調停編
I 離婚を求める当事者の代理人としての役割
II 離婚を求められた側の代理人としての役割
III 子どもの利益確保のための子どもの意思を調停手続に反映させるための手法
IV 調停委員・裁判官との情報共有・協働
V 調査官の役割、調査官調査の留意点調査官との協働
VI 当事者が同居している場合の対応

第4章 訴訟編
I 訴訟における合意形成の工夫
II 訴訟における和解の留意点と当事者への対応

第5章 弁護士として当事者への理解を深めるために
I 弁護士がカウンセリング・マインドで行う際の注意点
II 拘束的─依存的な組合せの夫婦の離婚相談への対応

第3部 これからの離婚事案関与を考える
I 弁護士は離婚紛争にどのように関わることが望ましいか
II 裁判官・調停委員の経験から
III 研究者から~合意による解決を支える法制度と弁護士の役割

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