Q&A リモート新時代の法律実務

労働問題、契約、セキュリティ・個人情報、株主総会・取締役会等の運営、紛争解決、知的財産・エンターテイメント
本体 ¥ 3,200
¥ 3,520 税込

著者:足木良太・安藤尚徳・上沼紫野・柴山将一・田島正広・牧山嘉道/編著
判型:A5判
ページ数:304頁
発刊年月:2021年8月刊
ISBN/ISSN:9784817847256
商品番号:40873
略号:リモート

商品情報

いま抱える悩みに! これからの対策に!
リモート下で企業が悩む対応、対策を幅広く収録

●変わっていくリモートでの働き方、業務、生活環境での様々な疑問や悩みに応えるQ&Aを収録。
●法律事務所やインハウス(企業内)において第一線で活躍する弁護士が集まり、自身が感じている問題意識を背景に、様々な角度から問題点と解決策を執筆。

[抜粋Q]
Q:リモートワーク導入のメリットとデメリットにはどのようなものがありますか。
Q:リモートワークを導入して,従業員との関係について考え直してみたところ,「雇用」のスタイルである必要はないと感じています。今後は,業務委託等といった形に移行していきたいと考えていますが,問題ないでしょうか。
Q:ワーケーションを導入する際に使用者が注意すべき労務管理上のポイントは何でしょうか。
Q:新型コロナウイルス感染症に関する個人情報の取得や提供については,どのような点に留意することが必要ですか。
Q:リモートワーク用にクラウドサービスの利用を検討していますが,外国事業者のクラウドサービスを利用する場合,個人情報の取扱についてどのような点に注意すべきでしょうか。
Q:改正著作権法により,遠隔授業における著作権の取扱いはどのようになりましたか。
Q:在宅勤務者を参加者とするウェブ会議にて,第三者の著作物を利用する場合,どのような点に注意すればよいでしょうか。

目次

第1章 労働問題
1 リモートワーク(テレワーク)の種類
2 リモートワーク導入のメリットとデメリット
3 リモートワーク導入のプロセス
4 リモートワークと労働契約・就業規則
5 リファラル採用
6 副業・兼業
7 雇用類似の契約関係(「非雇用型」の契約関係)
8 リモートワークにおける労働時間の管理①
9 リモートワークにおける労働時間の管理②
10 休憩,中抜けの問題
11 残業代(割増賃金),年次有給休暇
12 ワーケーションとは
13 ワーケーションにおける労務管理
14 リモートワーク導入のための費用について
15 リモートワークのためのシステムやツール等の環境整備
16 業務評価(人事評価)
17 従業員の監視
18 労働安全衛生(健康保持)
19 労働安全衛生(労災)
20 ハラスメント
21 Web会議利用における情報管理

第2章 契約
1 電子契約とは
2 電子署名の特徴と導入のポイント
3 電子署名後の契約書の保管方法
4 サブスクリプション・サービス

第3章 セキュリティ・個人情報
1 感染症と個人情報
2 個人デバイスの業務利用
3 取得済み位置情報の別目的での利用
4 海外クラウドの利用と個人情報
5 個人情報の漏えい
6 リモートワークの情報管理

第4章 株主総会・取締役会等の運営
1 バーチャル株主総会とは
2 バーチャル株主総会のメリットと留意点
3 ハイブリッド出席型バーチャル株主総会開催に際する準備事項
4 ハイブリッド参加型バーチャル株主総会の準備事項
5 ハイブリッド出席型バーチャル株主総会にバーチャル出席した株主の取扱い
6 ハイブリッド参加型バーチャル株主総会におけるコメント等の取扱い
7 ハイブリッド型バーチャル株主総会における会社法上必要な手続
8 ハイブリッド型バーチャル株主総会を開催した場合の株主総会議事録の記載
9 株主総会の決議・報告の省略と議事録の記載
10 リモート方式による取締役会決議の可否
11 リモート方式での出席者がいる場合等における取締役会議事録
12 取締役会決議等の省略
13 書面決議等における取締役会議事録
14 リモート時代の監査役会,監査等委員会,指名委員会等
15 リモート時代の一般社団法人・一般財団法人の運営

第5章 紛争解決─裁判,ODR,仲裁
1 裁判手続IT化への歩み
2 裁判手続IT化のスケジュール
3 裁判手続IT化(オンライン申立て等について)
4 裁判手続IT化(送達について)
5 裁判手続IT化(口頭弁論,争点整理手続,和解等)
6 ODR
7 仲裁による紛争解決

第6章 知的財産・エンターティメント
1 インターネットによるコンテンツの配信
2 リモート制作による音楽や映像の編集と著作権
3 ライブ配信
4 遠隔授業と著作権
5 感染症とイベントの中止(1)
6 感染症とイベントの中止(2)
7 感染症とイベント主催者の責任
8 図書館と著作権
9 美術・写真の作品の配信と著作権
10 ウェブ会議と著作権
11 リモートワークと知財管理

PAGE TOP