~株式が分散すればするほど、少数株主が増えれば増えるほど、潜在的な紛争リスクが高まります~
適切な少数株主対策が安定的な経営の維持に繋がる!
【企業の相談を受ける実務家必携!】
●「これ、わが社(顧問先)と同じ!」と思い当たる多数の事例、記載例や図表を多用し、丁寧にわかりやすく解説。
●現状把握に役立つ3つのチェックリストを収録。
(1)適切な株主管理をするための現状把握チェックリスト
(2)議決権確保の手法選択チェックリスト
(3)コンプライアンス経営のためのチェックリスト
→該当する場合に読むべき解説ページへのリンクを明示!
→問題点、対応策が明確に!
会社の安定的な経営を維持・承継するために活用すべき1冊!
具体的事例、図表や記載例、実務のポイントが豊富でわかりやすい!
<具体的事例の例>
【事例1-3-2】会社を買い取る際の株式取得の注意点
X社は,Y社の代表取締役であり,Y社の全株式を保有していると話すAから,Y社の株式の全部を取得して,Y社を買収することを検討しています。
Y社は,代表取締役であるAが昭和56年に設立し,長年にわたりAによるワンマン経営を行ってきた株式会社です。Aは,自身の健康状態を理由に引退を考えており,後継者も特にいないことから,Y社を買い取ってくれる会社を探しており,そうしたところ,X社が手を挙げてY社の株式を取得することにしました。
X社としては,株式取得に当たりどのような点に気を付けたらよいのでしょうか。
【事例1-3-3】名義株が疑われる株式が存在した場合
事例1-3-2の状況の中で,Y社内で以前に作成していた株主名簿にCの名前が記載されていたことを受けて,X社の担当者であるBは,Cが株式を取得することになった経緯について調査することにしました。
調査の結果,Cは,Y社設立時である昭和56年から株主となっていたことが判明しました。また,Y社では,配当や株主総会の開催に当たり,Cを株主として取り扱ったことはないことも判明しました。
どうすればよいのでしょうか。
【事例2-5-1】後継者にスムーズに経営を承継させるための株式集約
株式会社であるX社では,現代表者であるAから後継者であるBに株式を移転して,Aは経営から退くことを考えています。Aは,発行済株式総数の70パーセントを有していますが,残30パーセントについては, 6 人の株主に分散しています。Bに経営を承継するためには,どのようにすればよいのでしょうか。