激変する医療法人の運営・資金調達・承継の法律実務

役員・理事会・レセプト・広告規制・MS法人・ガバナンス・設立・組織再編・解散
本体 ¥ 6,300
¥ 6,930 税込

著者:今川嘉文/著
判型:A5判
ページ数:556頁
発刊年月:2023年11月刊
ISBN/ISSN:9784817849199
商品番号:40968
略号:医法

商品情報

・医療法は私法と公法の両方の側面を有していて全容を把握しづらい…
・医療法人および医療制度・税制の改正・改革が頻繁に実施される…
・経営がその管理およびサービス内容において多岐にわたる…
・人口動態による外来患者の減少…
・COVID-19の影響…
・経過措置型医療法人から持分なし社団医療法人への移行…

複雑かつ激変する医療機関(法人、個人医院)・調剤薬局に関連する課題と解決策を網羅!
長期にわたる計画策定のための知識だけでなく短期・迅速に取り組むべき実務上の対処も学べる!

会社法、金融商品取引法、信託法、保険法、債権法、有価証券法等のビジネス関連法及び消費者保護関連法を専門とする著者による、
自身の実務分析と5年もの実地ヒアリングを踏まえた、医療法人関係者必携の法律実務書。

<著者紹介>
今川嘉文 龍谷大学法学部教授
『保険法Map〔解説編〕〔判例編〕』(共編著、民事法研究会、2013年)、『会社法にみる法人役員の責任』(日本加除出版、2012年)、『誰でも使える民事信託〔第2版〕』(共編著、日本加除出版、2012年)、『投資取引訴訟の理論と実務』(中央経済社、2011年)、『実務不法行為法講義〔第2版〕』(共著、民事法研究会、2011年)、『金融商品取引法コンメンタール〔第4巻〕』(共著、商事法務、2011年)他、多数執筆。
特定の法領域にこだわらず、実務の視点に立った熱心な研究活動で、弁護士・司法書士などの法律家や、法人役員からの信頼が厚く、全国各地で多数の研修を行っている。

<目次>
はじめに
凡例
第1編 医療法と医療法人の法務
Ⅰ 各医療法人の特徴
第1章 各医療法人の概要
第1節 医療法人の運営
1 医療法人の現状
(1) 目的と医療法人数
(2) 医療法人の業務
2 医療法人を取り巻く状況
(1) 日本の病院の特徴
(2) 現状の課題
3 2025年「地域包括ケアシステム」
(1) 地域包括ケアシステムの構築
(2) 地域医療構想の策定
第2節 医療法人の区分と概要
1 医療法人の区分
2 各医療法人の概要
(1) 社団医療法人
(2) 財団医療法人
(3) 社会医療法人
(4) 
特定医療法人
(5) 一人医師医療法人
(6) 地域医療連携推進法人
3 医療法人の法人税の税率
第2章 社団医療法人
第1節 社団医療法人の特徴
1 法人の概要
(1) 意義
(2) 持分ありと持分なし
2 社団医療法人の役員
(1) 役員の選任等
(2) 役員の解任等
(3) 役員の欠員
(4) 営利法人等の役職員の兼務
第2節 社 員
1 社員の属性
(1) 社員と持分の関係
(2) 社員の特定
2 退社手続と持分の払戻請求
(1) 具体的手続
(2) 権利濫用法理の適用
第3節 社員総会
1 意思決定機関
2 決議事項・総社員の同意事項
(1) 法定決議事項
(2) 定款で定められている事項
(3) 総社員の同意事項
3 社員総会の開催・招集
(1) 社員総会の開催
(2) 社員総会の招集手続
4 社員総会の運営
(1) 議長
(2) 説明義務とその拒否
5 決議要件と決議の瑕疵
(1) 議決権
(2) 定足数・表決数
(3) 代理行使等の可否
(4) 社員総会決議の瑕疵
6 社員総会の議事録
(1) 議事録作成
(2) 保存閲覧謄写
第4節 持分の意義
1 経過措置型医療法人
(1) 定款における持分の定め
(2) 旧モデル定款
2 持分保有と社員資格
第5節 持分に関する課題
1 具体的課題
(1) 持分に関する相続
(2) 従来からの課題
(3) 移行計画に関連する税制措置
2 持分の払戻請求の対処
第6節 持分の移動と持分払戻請求
1 持分の移動・持分払戻請求権の相続
(1) 持分譲渡等の承認
(2) 持分払戻請求権の相続
2 払戻額>出資金額による払戻し
(1) 退社社員の課税関係
(2) 相続人の課税問題
(3) 医療法人の
課税問題
3 払戻額=出資金額による払戻し
(1) 退社社員の課税問題
(2) 残存出資者の課税問題
(3) 医療法
人の課税問題
4 出資持分の評価と定款規定との関係
(1) 最高裁の判断
(2) 財産評価基本通達-2の意義
(3) 持分
に関する課題
第7節 持分の評価
1 社団医療法人の持分払戻し
(1) 出資額説と出資割合説
(2) 出資額説
(3) 出資割合説
2 持分の評価方法
(1) 前提となる要素
(2) 株式評価との相違
3 具体的な評価方法
(1) 類似業種比準方式
(2) 純資産価額方式
第8節 持分なしの各医療法人への移行手続
1 持分なしの各医療法人への移行形態
2 定款変更の手続
(1) 定款変更の内容
(2) 総社員の同意の有無
3 持分放棄に係る関係者の課税関係
(1) 持分放棄の社員の課税関係
(2) 持分放棄の非社員の課税関係
4 移行対象の医療法人の課税関係
(1) 受贈益課税の有無
(2) みなし贈与税課税の可能性
5 移行の意義と課題
第3章 認定医療法人
第1節 認定医療法人の特徴
1 税制措置の特例
(1) みなし贈与税の非課税
(2) 相続税の納税猶予
(3) 贈与税の納税猶予
2 融資制度
第2節 認定医療法人の認定要件
1 移行計画の認定要件
2 運営に関する要件
3 従来要件の緩和
第3節 認定の取消し
1 みなし贈与税の課税
2 取消事由
第4章 出資額限度法人
第1節 出資額限度法人の特徴
1 出資額限度法人とは
2 出資額限度法人制度の利点
3 出資額限度法人への移行手続
(1) 移行手続
(2) 後戻りの禁止
第2節 出資額限度法人の内容
1 出資額の算定と返還請求権
(1) 出資額
(2) 返還請求権の及ぶ範囲
2 残余財産の帰属
(1) 出資額を限度
(2) 出資額を超える残余財産
第3節 出資額限度法人制度に係る課税
1 課税区分
2 社員への出資払込額の払戻し
(1) 退社の社員
(2) 出資額限度法人
(3) 残存出資者
3 社員の死亡と相続人の課税
(1) 持分払戻請求権としての相続
(2) 相続人による持分払戻請求権の行
使
4 出資者の持分放棄等
第5章 基金拠出型医療法人
第1節 基金拠出型医療法人の特徴
1 基金制度の特性
(1) 基金とは
(2) 対象法人
2 意義と留意点
第2節 基金の手続と課税
1 手続の概要
2 具体的内容
(1) 定款の定め
(2) 募集事項
(3) 拠出の履行
3 経過措置型医療法人からの移行手続
(1) 移行の手続
(2) 持分を基金として拠出
4 移行時の課税
(1) 出資持分の時価相当額の払戻し
(2) 持分の払込金額の払戻し

(3) 払込金額より高く時価相当額より低い払戻し
第3節 基金の返還
1 定時社員総会の決議
2 基金の返還に係る債権
3 代替基金の計上
4 返還限度額を超えた基金の返還
第6章 財団医療法人
第1節 財団医療法人の特徴
1 財団医療法人の概要
2 財団医療法人の役員
(1) 役員の選任
(2) 解任決議と解任の訴え
3 評議員
(1) 評議員の意義
(2) 選任・定数
(3) 評議員の資格
第2節 評議員会
1 法定の決議事項
2 総評議員の同意事項
3 諮問・監督機関の機能
4 評議員会の開催手続
(1) 定時評議員会
(2) 臨時評議員会
5 評議員会の運営
6 評議員会の議事録
第7章 社会医療法人
第1節 社会医療法人の特徴
1 社会医療法人の意義
2 社会医療法人の特徴
3 優遇措置
(1) 社会医療法人債の発行
(2) 税制上の取扱い
(3) 収益事業の実施
4 外部監査
第2節 社会医療法人への移行
1 移行の意義
2 移行の留意点
第3節 社会医療法人の認定要件
1 認定要件の概要
(1) 同一親族等関係者の制限要件
(2) 救急医療等確保事業の実施
(3) 公的運営に関する厚生労働省令の要件
(4) 解散時の残余財産の帰属先
2 都道府県医療審議会の意見聴取
3 社会医療法人の認定取消し
(1) 取消事由の該当
(2) 特例措置
(3) 累積所得金額
第8章 特定医療法人
第1節 特定医療法人の特徴
1 租税特別措置法に基づく法人
(1) 特定医療法人への移行
(2) 税制上の優遇
2 承認の意義と留意点
(1) 移行の意義
(2) 承認の留意点
第2節 特定医療法人としての認定手続
1 持分放棄・定款変更
(1) 具体的手続
(2) 持分放棄と定款変更
(3) 承認に係る課税関係
2 事前審査
(1) 事前審査の概要
(2) 事前審査時の承認要件の充足
3 承認取消の処分
第3節 特定医療法人の承認要件
1 承認要件
2 役員構成と親族要件等
3 特殊関係者に対する特別の利益の禁止
4 承認対象外の法人
第9章 地域医療連携推進法人
第1節 地域医療連携推進法人の特徴
1 地域医療連携推進法人の意義
2 設立・社員等
(1) 設 立
(2) 地域医療連携推進法人の社員
(3) 法人の運営
3 業務内容
4 認定手続
(1) 申請手続
(2) 医療連携推進方針
5 名 称
第2節 医療連携推進認定の基準
1 基準の充足
2 各基準の内容
(1) 目的
(2) 特別の利益供与の禁止
(3) 参加法人の数
(4) 
社員の資格の得喪
(5) 社員の議決権
(6) 参加法人の議決権比率
(7) 営利法人等の排除
(8) 役員の数・同族制限
(9) 理事長の数・資格
(10) 医療連携推進評議会の設置
(11) 残余財産の帰属
Ⅱ 医療法人の役員と理事会 
第1章 役員の概要
第1節 理事の属性と報酬
1 属 性
(1) 資格と管理者理事
2 理事の報酬
(1) 理事の報酬請求権
(2) 使用人兼務理事の報酬
第2節 理事の義務と行為規制
1 善管注意義務
2 忠実義務
3 競業取引規制
(1) 規制概要
(2) 対象行為
(3) 競業取引の承認
(4) 事後報告
(5) 損害賠償責任と損害額
4 利益相反取引の規制
(1) 直接取引の規制
(2) 間接取引の規制
(3) 兼任役員と機関承認の必要性
(4) 他の会社(法人)の代表者を兼任
(5) 特別利害関係者の規制
(6) 違反の効果
(7) 損害賠償責任
第3節 理事長
1 理事長の選任
2 資格と特例
(1) 資 格
(2) 非医師からの選出
3 業務執行権限
4 代表権の制限と第三者保護
5 表見理事長
第4節 監 事
1 監事の職務と権限
(1) 調査権と監査報告書の作成
(2) 社員総会等の招集権
(3) 理事会の招集請求権と招集権
(4) 違法行為の差止請求権
(5) 法人訴訟の代表権
(6) 監事報酬の協議
2 監事の義務
(1) 一般的義務
(2) 不正行為の報告義務
(3) 議案等の調査義

(4) 理事会の出席義務
第5節 役員等の不正行為の是正
1 責任追及の概要
(1) 類 型
2 理事の違法行為に対する差止請求
(1) 監事による差止請求
(2) 社員による差止請求
第2章 理事会の運営と決議
第1節 理事会の意義
1 理事会の権限
2 決議権限の委譲
3 理事会規則の制定
第2節 理事会の招集
1 招集権者
2 招集請求
3 招集通知
第3節 理事会の運営
1 議 長
2 定足数および表決数
3 特別利害関係人の排除と制限
(1) 特別利害関係人の排除
(2) 特別利害関係人の制限
第4節 理事会決議の効率化
1 書面決議
(1) 書面決議の意義
(2) 書面決議の要件
(3) 書面決議の制限
2 テレビ会議方式・電話会議方式
(1) 複数の場所で同時開催
(2) 具体的方法
(3) 理事会議事録
第5節 理事会の決議事項
1 重要な財産の処分・譲受け
(1) 対象となる財産
(2) 処分・譲受
(3) 重要の基準
2 多額の借財
(1) 対象となる取引
(2) 多額の基準
3 重要な役割を担う職員の選解任
4 従たる事務所その他の組織の設置・変更・廃止
5 医療法人の内部統制
(1) 代表権・業務執行
(2) 業務執行の決定
(3) 利益相反行為の規制
(4) 監事の職務
(5) 社員総会・評議員会
(6) 内部統制システムの整備
第6節 理事会の議事録
1 議事録の作成
(1) 作成義務者
(2) 作成時期
2 会議体の議事録の記載事項
(1) 議事録に関する記載
(2) 署名拒否の対応
(3) 中途退席者・欠席者の記載
(4) 罰則
3 書面決議の議事録と登記申請
(1) 議事録の記載事項
(2) 理事長選出に係る登記申請
4 議事録の閲覧対象者と閲覧許可申立
(1) 社員の閲覧謄写請求
(2) 閲覧許可申立て
第7節 理事会決議の瑕疵
1 決議の無効
(1) 無効の主張
(2) 無効原因
2 瑕疵ある理事会決議の対内的効力
(1) 法人内部の事由
(2) 総会招集に係る理事会決議の瑕疵
3 瑕疵ある理事会決議の対外的効力
(1) 取引安全の保護
(2) 心裡留保規定の類推適用
(3) 表見理
事長法理の類推適用
(4) 瑕疵ある社会医療法人債の発行
4 追認の可否と包括的承認
(1) 理事会決議前の重要な業務執行
(2) 事前承認の意図的回避
Ⅲ 役員に対する責任追及 
第1章 役員等の対法人責任
第1節 任務懈怠による責任
1 対法人責任
(1) 意義
(2) 監視義務
2 社員代表訴訟の提起
(1) 代表訴訟の手続
(2) 濫訴の防止策
(3) 訴訟参加
(4) 代表訴訟の和解
(5) 費用等の請求
第2節 対法人責任の減免
1 減免制度の概要
2 役員等の減免方法
(1) 減免方法の内容
(2) 無過失責任
3 役員等の責任限定契約
(1) 契約内容
(2) 意義
(4) 定款記載
第2章 役員等の対第三者責任
第1節 職務行為の悪意・重過失による責任
1 医療法48条1項の意義
(1) 不法行為責任との比較
(2) 対第三者責任
(3) 第三者責任の消滅
2 名目的理事の責任
(1) 法的地位
(2) 医療法48条1項の適用
(3) 名目的理事の免責事例
3 理事(長)ではない理事(長)の責任
(1) 事実上の理事(長)
(2) 登記簿上の理事長
(3) 退任理事長
第2節 不実表示による責任
1 重要事実の不実表示
(1) 不実表示
(2) 費用項目の会計処理
2 監事の第三者責任
第3章 補償契約・役員のために締結される保険契約
第1節 補償契約・役員賠償責任契約の概要
1 補償契約等の意義
2 理事会の決議事項
第2節 役員責任の補償契約
1 具体的内容
2 補償費用の返還請求
第3節 役員賠償責任保険契約
1 具体的内容
2 規制対象外の保険契約
Ⅳ 医療法人の定款変更と計算 
第1章 定款・寄附行為の変更
第1節 定款・寄附行為の変更手続
1 変更手続の概要
2 変更認可申請書
第2節 変更の効力と登記
1 変更の効力
2 変更の登記
第2章 医療法人の計算
第1節 事業報告書等の作成
1 医療法人の作成書類
2 関係事業者との取引の状況に関する報告書
(1) 関係事業者
(2) 報告書の意義
3 会計帳簿の作成
(1) 会計帳簿とは
(2) 公正妥当な企業会計の慣行
第2節 事業報告書等の監査と開示
1 一般の医療法人の監査
2 外部監査の対象法人
3 事業報告書等の開示と届出
(1) 事業報告書等の開示
(2) 事業報告書等の届出

目次

<目次続き>
第2編 医療法人の管理と承継
Ⅰ レセプト・個別指導・広告規制等の留意点 
第1章 行政による個別指導等の対策
第1節 保険医療機関等への支払
1 医療保険制度の概要
(1) 医療保険制度の種類と特徴
(2) 保険医療機関・保険薬局等
2 診療報酬の決定方法
3 保険診療・保険調剤の仕組み
(1) 医療費の支払方式
(2) 保険診療と保険調剤
(3) 診療報酬明細書の作成
(4) 保険診療以外の診療報酬  ~自由診療・保険外併用療養費
第2節 保険医療機関等への行政手続
1 行政手続の概要
2 立入検査
(1) 立入検査(医療監視)の概要
(2) 立入検査の実施要項
(3) 医療監視員
(4) 立入検査後の対処
(5) 実施状況の報告書
3 指導の意義と分類
4 指導・監査等の実施状況
第3節 オンライン診療の留意点
1 指針等による違反行為の指摘
(1) オンライン診療指針の目的
(2) 遠隔医療
2 オンライン診療の実施
(1) 初診からのオンライン診療
(2) オンライン診療のみの許容事例
(3) オンライン診療の留意点
(4) COVID-19 に際しての取扱い
3 オンライン診療に対する指導等
第4節 集団指導・集団的個別指導の検討
1 集団指導の内容
(1) 集団指導の意義
(2) 実施手続
2 集団的個別指導の内容
(1) 集団的個別指導の意義
(2) 対象の医療機関等
(3) 指導の具体的内容
3 集団的個別指導における留意点
(1) 個別指導への移行リスク
(2) 留意点
(3) 平均点数および高点数の基準点数の確認
第5節 個別指導・新規個別指導等の検討
1 個別指導の内容
(1) 個別指導の意義
(2) 個別指導の種類と主体
2 個別指導の対象
(1) 都道府県個別指導
(2) 共同指導
(3) 特定共同指導
3 個別指導の方法
(1) 指導形態
(2) 関係書類(持参資料)等
(3) 指導に係る「4つの観点」
(4) 指導の実施
(5) 結果の通知
4 個別指導における主な指摘事項
(1) 医科・歯科に対する主な指摘事項
(2) 訪問診療(在宅医療)の規制と主な指摘事項
(3) 調剤薬局に対する主な指摘事項
5 個別指導後の措置
(1) 概ね妥当
(2) 経過観察
(3) 再指導
(4) 要監査
6 個別指導における経済上の措置
(1) 一連の手続
(2) 診療報酬の自主返還
7 新規個別指導の内容
(1) 指導の概要
(2) 新規個別指導の形態
(3) 新規個別指導の質問内容
(4) 新規個別指導における経済上の措置
(5) 個別指導との相違
(6) 留意点
8 適時調査関係
第6節 保険医療機関等に対する監査
1 監査の意義
(1) 目的と措置
(2) 明らかに不正または著しい不当
2 監査の選定基準
(1) 監査対象となる事案
(2) 不正または著しい不当の疑い
3 患者調査の内容と事項
(1) 患者調査の意義
(2) 患者調査の方法
(3) 聴取事項
(4) 患者別調書の作成
3 監査の実行
(1) 監査の形態
(2) 被監査者の欠席理由
(3) 聴取調書の作成
4 監査後の措置
(1) 行政上の措置の類型
(2) 措置に係る内議・協議・報告
第7節 保険医療機関等の取消処分
1 取消処分の概要
(1) 取消処分
(2) 取消相当
2 取消の事由
(1) 保険医等が療担規則の診療方針等に違反
(2) 混合診療の保険給付外の原則
(3) 保険医療機関等が療担規則の療養担当規定に違反
(4) 診療報酬請求の不正
(5) 監査時の報告・命令違反
(6) 監査の拒否・妨害等
(7) 健康保険法80条5号以外の違反
3 聴聞および地医協への諮問・答申等
(1) 行政手続法上の聴聞
(2) 意見陳述等
(3) 地医協への諮問・答申等
4 監査後の事務処理と公表
(1) 事務処理
(2) 取消処分の公表
5 保険医登録取消処分等の取消請求に係る訴訟
(1) 請求認容の事案
(2) 請求棄却の事案
6 再指定の申請と拒否
第8節 指導・監査等による診療報酬の返還
1 返還対象の診療報酬の算定
2 監査結果による診療報酬の返還措置
(1) 経済上の措置
(2) 具体的手続
3 個別指導等による診療報酬の返還措置
(1) 個別指導による診療報酬の返還措置
(2) 新規個別指導による診療報酬の返還措置
第9節 生活保護法指定医療機関等の指導等
1 生活保護法指定医療機関に対する指導・検査
(1) 指導の概要
(2) 指導の区分
(3) 検査の対象事由
(4) 検査後の行政措置
(5) 検査後の経済的措置
2 指定自立支援医療機関に対する指導・監査
(1) 指導の目的
(2) 集団指導
(3) 実地指導
(4) 監査の実施
(5) 指導・監査後の処理
第2章  レセプトと電子カルテの実務課題
第1節 レセプトの作成と審査
1 レセプト作成時の留意点
(1) レセプト内容の点検
(2) 症状詳記
2 個別指導における指摘事項
(1) レセプトの不適切記載等
(2) 基本診療料等の不適切算定等
(3) 入院基本料等
(4) 医学管理料
(5) 検査・画像診断・病理診断
3 支払基金の突合点検・縦覧点検
第2節 電子カルテの導入と課題
1 電子カルテの目的・意義
2 医療情報の電子化要件
3 普及の状況と課題
(1) 普及の状況
(2) 普及の課題
(3) 電子カルテ等の標準

第3章 医療情報・個人情報の管理体制
第1節 医療情報システムの安全管理
1 厚生労働省のガイドライン
2 安全管理に求められる基準
3 医療情報システムの安全管理に係る責任
(1) 管理者の責任
(2) 情報管理の責任体制
4 電子カルテ管理・運用の不適切事例
(1) 個別指導における指摘事項
(2) 不正アクセス
第2節 患者等の個人情報の保護
1 要配慮個人情報等の扱い
(1) 要配慮個人情報
(2) 仮名加工情報・匿名加工情報
2 第三者への情報提供
(1) 本人の同意がない第三者への情報提供
(2) 家族・職場等からの問い合わせ
(3) 生活保護に係る自治体からの問い合わせ
(4) 成年後見人への情報提供
(5) 会社への情報提供
(6) 元職員情報の照会
3 患者からの診療情報の提供等の請求
(1) 診療情報の提供等の意義
(2) 診療情報の提供の拒絶
(3) 診療記録の正確性の確保
(4) 診療記録の開示
(5) 遺族・他の医療従事者に対する診療情報の提供
4 COVID-19 感染症への対応
(1) 転院先からの提供依頼
(2) 保健所・行政からの提供依頼
5 地域医療情報連携ネットワーク
(1) 医療情報の交換提供と危険性対応
(2) 選択すべきネットワークのセキュリティの考え方
(3) 地域医療情報連携ネットワークの同意取得
6 電子処方せん・医療法人情報の提供体制に係る制度
(1) 電子処方せん
(2) 医療法人情報に係るデータベースの基盤強化
第4章 医療法人等の広告規制
第1節 医療法等の広告規制
1 広告規制の概要
(1) 医療法等の規制趣旨
(2) 医療法等の規制対象
(3) 違反広告に対する処分
2 広告規制の対象範囲
(1) 広告の定義
(2) 誘引性と特定性
(3) 広告規制の対象媒体
(4) 実質的に広告と判断されるもの
(5) 暗示的・間接的な表現の扱い
3 医療法・ガイドラインの禁止広告
(1) 虚偽広告
(2) 比較優良広告
(3) 誇大広告
(4) 公序良俗に反する内容の広告
(5) 治療等の内容または効果に関する体験談の広告
(6) 患者等を誤認させる治療前後の写真等の広告
(7) 医療広告ガイドラインが禁止する広告
4 広告可能事項と限定解除
(1) 広告可能事項の意義と内容
(2) 広告可能事項以外の事項の限定解除要件
(3) 限定解除要件の各内容
5 薬機法の広告規制
(1) 禁止される広告内容
(2) 未承認医薬品・医療機器等の情報提供
(3) 罰則・課徴金納付命令
第2節 美容医療サービスの広告規制
1 医療法上の広告規制
2 特定商取引法上の広告規制
(1) 特定継続的役務の指定
(2) 規制の趣旨
(3) 規制の内容
(4) 特定商取引法対象の美容医療
(5) 特定商取引法対象のエステティックサービス
(6) エステティックサービス・美容医療の関連商品
(7) 提供期間・契約金額の内容
第3節 ウェブサイト広告規制
1 医療広告の監視指導体制の強化
(1) 制度の趣旨
(2) ネットパトロール事業の運営
(3) ネット
パトロール事業の内容
2 注意喚起と処分
(1) 通報と注意喚起の内容
(2) 違反の内容と対処
第4節 違反広告に対する処分と責任
1 違反広告に対する行政指導
(1) 行政指導
(2) 報告命令または立入検査
2 具体的な処分
(1) 中止命令または是正命令
(2) 告発
(3) 開設許可の取消し・閉鎖命令
(4) 事例公表
Ⅱ 医療法人の業務委託・資金調達 
第1章 メディカルサービス法人の活用
第1節 MS 法人の意義と関係
1 MS 法人の業務等
2 医療法人によるMS 法人の利用と留意点
(1) 不動産をMS 法人名義
(2) 経営者一族の相続対策
(3) 医療法人経営のコスト軽減
(4) 節税対策のMS 法人設立と留意点
3 個人医院によるMS 法人の利用
第2節 MS 法人への業務委託
1 MS 法人への業務委託
2 業務委託の具体的内容
(1) 売店・食堂
(2) 駐車場等
(3) 訪問介護・訪問入浴介護
(4) 病院事務
(5) 病院給食
(6) SPD ~医療材料物流管理システム
第3節 MS 法人への業務委託・利用の留意点
1 業務委託等における留意点
(1) 委託費・管理費の支払
(2) 薬品等の支払
(3) 業務範囲の明確化
(4) 個人情報管理の徹底
(5) 不適切な事例
2 医療法人とMS 法人の役員兼務の制限
(1) 医療法人運営管理指導要綱による制限
(2) 厚生労働省の通知による制限
3 MS 法人を通じた剰余金配当と配当類似行為
(1) 剰余金配当の禁止
(2) 配当類似行為の禁止
第4節 特定医療法人によるMS 法人の利用
1 MS 法人との役員兼務
(1) 役員兼務の課題
(2) 役員兼務における取引対応
2 MS 法人を通じた役員報酬の受領
3 MS 法人との取引条件と管理
4 特定医療法人と取引関係のMS 法人の内部統制
第5節 MS 法人における業務規制
1 診療等に著しい影響を与える業務区分
2 一定業務の委託に係る各基準
第6節 MS 法人との取引報告
1 取引内容の報告
(1) 報告の意義
(2) 報告書の届出と閲覧
2 関係事業者の分類
3 報告の対象となる取引
4 報告書の内容と様式
(1) 報告書の内容
(2) 報告書の様式
(3) 報告書への記載の不要事項
(4) 報告欠缺の罰則と民事責任
第2章 医療法人等への貸付および助成金制度
第1節 医療法人等の資金ニーズ
1 資金ニーズの内容
(1) 医療機器等のための資金需要
(2) 医療情報システムのための資金需要
(3) 不動産保有のための資金需要
(4) 在庫保有のための資金需要
2 資金調達の方法
第2節 福祉医療機構WAM による医療貸付
1 貸付制度の趣旨
(1) 貸付制度の概要
(2) 直接貸付と代理貸付
2 医療貸付の種類
(1) 建築資金の融資
(2) 機械購入資金の融資
(3) 長期運転資金の融資
(4) 各種の優遇措置融資
3 融資に係る各種条件
4 融資に関する確認事項
(1) 計画および借入申込の区分
(2) 借入申込の審査
(3) 貸付内定通知書等
(4) 貸付契約
(5) 貸金交付
(6) 事業完成
5 COVID-19 対応支援資金の融資
(1) 融資の趣旨
(2) 全施設共通の融資条件
(3) 病院・診療所に対する融資条件施設ごとの融資条件
(4) 介護老人保健施設等に対する融資条件施設ごとの融資条件
第3節 新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業
1 COVID-19 の影響
2 対COVID-19 支援事業の概要
(1) 対COVID-19 支援事業の目的
(2) 事業内容に係る共通事項の質疑応答
(3) 個別の事業内容における質疑応答
第4節 医療法人等に対する関連助成金・貸付制度
1 人材確保等支援助成金
(1) 制度の趣旨
(2) 対象機器
(3) 計画の認定
(4) 支給額・支給基準
(5) 離職率の算出方法と離職率ポイント
2 中小企業基盤整備機構による共済制度
(1) 小規模企業共済
(2) 経営セーフティ共済
第5節 個人医院承継のための金融支援措置
1 金融支援措置の概要
(1) 個人医院の事業承継の対策
(2) 都道府県知事の認定
(3) 都道府県知事の指導および助言
2 低利融資の特例
(1) 適用の対象者
(2) 低利融資に係る資金使途
第3章 医療法の資金調達制度
第1節 社会医療法人債の発行
1 法的性質
(1) 金商法上の有価証券
(2) 発行収入金の使途制限
2 募集事項
(1) 募集事項の内容
(2) 募集事項の決定機関
(3) 社会医療法人債原簿
3 社会医療法人債権者の保護
(1) 社会医療法人債管理者
(2) 社会医療法人債権者集会
第2節 医療機関債の発行
1 法的性質
(1) 金銭消費貸借
(2) 発行に際する課題
2 発行できる医療法人
(1) 法人の条件
(2) 発行目的
3 購入できる医療法人
(1) 医療法人間の融資
(2) 購入できる医療法人
4 発行手続と償還
(1) 内部手続と情報開示
(2) 発行条件等
(3) 債券購入者等と
の関係
5 医療機関債の償還
(1) 繰上償還
(2) 期中償還
第4章 経営者保証対策・生命保険活用の資産管理
第1節 経営者保証・信用保証の対応
1 経営者保証に関するガイドライン
(1) 経営者保証の課題
(2) 経営者保証ガイドラインの意義と適用対象
(3) 経営者保証を提供しない融資促進と当事者の対応
(4) 経営者保証の契約時の対象債権者の対応
(5) 事業承継時の個人保証と当事者の対応
2 民法の債務保証契約の特則
3 信用保証の特例
(1) 医院を承継しようとする個人への適用
(2) 信用保証に係る資金使途
(3) 信用保険の内容
(4) 信用保証協会のセーフティネット保証制度
第2節 生命保険活用による資産管理
1 生命保険活用の場面
(1) 借入金返済資金
(2) 運転資金
(3) 相続対策資金
(4) 役職員の退職金対策資金
2 定期保険等の保険料の損金算入
(1) 定期保険の利用
(2) 法人税基本通達の改正後の扱い
(3) 最高解約返戻率別の損金算入
(4) 法人税基本通達の改正前の扱い
3 生命保険の活用例
(1) 養老保険の利用
(2) 逓増・逓減定期保険
(3) 所得補償保険の利用
第5章 医療法人等の労務対策
第1節 医療従事者の確保
1 採用・雇用
(1) 採用選考
(2) 試用期間
(3) 有期労働契約の無期転換ルール
2 労働時間
(1) 労働時間の把握
第2節 医師の働き方改革の対応
1 医師の時間外・休日労働時間の上限規制等
(1) 規制の意義
(2) 上限規制等の概要
2 医療従事者毎の時間外労働の適用上限
3 労働時間の把握と医療機関に対する罰則等
(1) 労働時間の把握
(2) 医療機関に対する罰則等
第3節 労働時間に係る課題と対処
1 時間外労働
(1) 時間外労働
(2) 院内研修・プリセプター制度
(3) 超過勤務の黙示の指示
2 変形労働時間制・ 協定の締結
(1) 変形労働時間制の採用
(2)  協定の締結
3 夜勤・休日等
第4節 関連労務の課題と対処
1 関連労務の対策
2 就業規則
(1) 絶対的必要記載事項
(2) 相対的必要記載事項
Ⅲ 医療法人・個人医院の承継 
第1章 医療法人等の承継類型別の検討課題
第1節 医療法人・個人医院の承継対応
1 具体的な承継手続
2 理事長の死亡による後継者の就任
第2節 医療法人の承継
1 医療法人の承継方法
(1) 承継の対応策
(2) M&Aによる承継手順
2 M&Aによる承継課題
(1) 後継者問題
(2) M&Aにおける考慮要素
(3) 譲受需要のある医療法人
第3節 個人医院の承継と課題
1 親子間の事業承継または第三者承継の選択
(1) 事業用資産の承継
(2) 事業用資産の賃貸
2 管理者に関する手続
第4節 一人医師医療法人の承継
1 親族への承継
2 他の医療法人に売却
3 一人医師医療法人の解散
第2章 経営承継円滑化法による事業用資産の承継
第1節 個人版事業承継税制の概要
1 個人医院の承継に係る制度利用
(1) 経営承継円滑化法の意義
(2) 納税猶予の対象となる特定事業用資

(3) 「特定」事業用資産と「特例」事業用資産
(4) 特定事業用資産の承継態様
(5) 贈与者等の類型と複数事業の承継
2 納税猶予および免除に係る手続
(1) 個人事業承継計画の作成・提出
(2) 個人版事業承継税制適用後の継続手続
(3) 一連の手続の流れ
(4) 小規模宅地等の特例との利用比較
3 納税猶予の認定要件と取消し
(1) 第一種認定個人事業者の納税猶予の認定要件
(2) 第二種認定個人事業者の納税猶予の認定要件
(3) 贈与税の納付免除
(4) 相続税の納付免除
(5) 納税猶予の取消し,かつ贈与税・相続税の納付
(6) 納税猶予の取消しの例外(納税猶予の継続)
(7) 利子税の課税
4 切替確認による次世代への承継
(1) 贈与者の死亡と切替確認
(2) 切替確認を受けるための要件
(3) 猶予継続贈与
5 医療法人等の承継と経営承継円滑化法
(1) 法人化特例と医療法人の除外
(2) 認定医療法人の税制特例と医療法人の持分
(3) MS 法人の事業承継
第2節 遺留分に関する民法の特例
1 除外合意の内容
(1) 除外合意の意義
(2) 民法特例の適用条件
(3) 除外合意の具体例
(4) 推定相続人間の衡平を図る措置
(5) 事業用資産以外の財産に関する遺留分の算定に係る合意等
2 民法特例の手続
(1) 経済産業大臣の確認
(2) 家庭裁判所の許可
第3章 小規模宅地等の特例措置
第1節 特例措置の概要
1 小規模宅地等の評価減特例
(1) 小規模宅地等の減額割合
(2) 対象となる小規模宅地等
(3) 個人版事業承継税制との選択
3 配偶者居住権設定の小規模宅地等
(1) 配偶者居住権と相続分への影響
(2) 配偶者居住権に附随する敷地利用権
(3) 小規模宅地等の面積調整
第2節 特定同族会社事業用宅地等の要件
1 具体的な評価減
2 適用となる各要件
(1) 対象となる宅地等・建物等
(2) 特定の同族会社
(3) 取得者
(4) 事案ごとの検討
第4章 社員間契約等による承継とガバナンス
第1節 社員間契約等の意義
1 管理と承継に関する課題
(1) 社員間契約等とは
(2) 持分管理と承継に関する課題
(3) 社員間契約等の活用
第2節 社員間契約等による持分譲渡の制限
1 持分譲渡制限の意義
2 「持分の先買権」条項による譲渡制限
(1) 具体的内容
(2) 持分の先買権の有用性
(3) 持分評価の方法
3 「持分の買取・売却請求権」条項による譲渡制限
(1) 具体的内容
(2) 行使事由・取得価額
4 「持分の共同・強制売却請求権」条項による譲渡制限
(1) 「共同売却請求権」条項
(2) 「強制売却請求権」条項
第3節 社員間契約等による議決権拘束
1 議決権拘束の態様と有効性
2 議決権拘束の制限
(1) 法人社員間契約による制限
(2) 議決権拘束の期間
第4節 社員間契約の違反対処
1 社員総会決議の瑕疵
2 損害賠償請求・履行の強制等
(1) 損害賠償請求・違約金
(2) 履行の強制等
第5章 民事信託の活用
第1節 信託制度の概要
1 信託の活用意義
(1) 信託制度の概要
(2) 信託の当事者
(3) 事業承継と信託活

(4) 商事信託と民事信託
2 信託登記・信託契約書
(1) 信託登記
(2) 信託契約書
3 受益者の保護監督機関・補完的な役割を担う者
(1) 信託監督人
(2) 受益者代理人・受益者指定権利者
(3) 間
接的監督機関
第2節 事業承継における民事信託・社員間契約の活用
1 民事信託の活用と課題
2 議決権行使指図権の法人持分信託
(1) 具体的事案
(2) X の生前の対応
(2) X の死後の対応
3 民事信託・社員間契約の活用利点と課題
(1) 活用における利点
(2) 活用における課題
Ⅳ 医療法人の設立 
第1章 個人医院から医療法人への移行
第1節 医療法人設立の意義と留意点
1 医療法人の設立概要
(1) 医療法人
(2) 一般社団法人等
2 医療法人設立の選択意義
(1) 資金調達の多様化
(2) 税制の優遇措置
(3) 運営主体の永続性
(4) 事業展開の多角化
(5) 社会的信用
3 医療法人設立後の留意点
(1) 情報開示と都道府県知事への届出等
(2) 登記・定款変更等の各種
手続
(3) 経営自由度の低下
第2節 医療法人設立における課税関係
1 金銭の拠出と課税関係
(1) 設立者個人の課税関係
(2) 医療法人の課税関係
2 金銭以外の拠出と課税関係
(1) 設立者個人に対するみなし譲渡所得税の課税
(2) みなし譲渡所得
税の非課税となる要件
第2章 医療法人の設立手続
第1節 設立の手続概要
1 認可主義
(1) 都道府県知事の審査
(2) 医療法人の設立認可申請
2 資産要件
3 定款・寄附行為の作成
第2節 資金の拠出・寄附と基金
1 法人への資金の拠出・寄附
2 基金制度
Ⅴ 医療法人の組織再編と解散
第1章 医療法人の組織再編
第1節 医療法人の合併
1 概 要
2 合併の手続
(1) 吸収合併の事前手続
(2) 吸収合併の法的手続
3 合併の当事者
(2) 持分あり社団医療法人と他の医療法人との合併
4 効力発生・弁明の機会
(1) 都道府県知事の認可と登記
(2) 弁明の機会
5 合併の税務
(1) 合併時の譲渡損益の扱い
(2) 適格合併の効果
(3) 適格合併の要件
(4) 持分なし社団医療法人間の合併に係る課税関係
(5) 持分なしと持分あり社団医療法人の合併に係る課税関係
(6) 持分あり社団医療法人間の合併に係る課税関係
第2節 医療法人の分割
1 概 要
(1) 経済的機能
(2) 分割制度の対象外法人
(3) 法人分割の課税関係
2 法人分割の手続
3 各別の催告を受けなかった債権者の保護
4 労働契約の承継
(1) 労働関係と地位の承継
(2) 主として承継事業に従事の有無による保護内容
第3節 医療法人の事業譲渡
1 意義と機能
(1) 事業譲渡の意義
(2) 事業譲渡の経済的機能
2 事業譲渡の手続
(1) 法的位置づけ
(2) 重要な資産の処分基準
(3) 定款変更
(4) 医療法人の機関決定
(5) 行政上の許認可
(6) 関連する規制
3 債権者保護手続
(1) 契約による債務移転
(2) 屋号の続用責任
第2章 医療法人の解散清算
第1節 医療法人の解散の注意点
1 解散事由
(1) 法定の解散事由
(2) 解散の決議
2 各事由の解散手続
(1) 都道府県知事の解散認可
(2) 解散の届出
(3) 他法人との合併に係る認可
(4) 設立認可の取消し
(5) 破産手続開始の決定
3 解散の登記と残余財産の帰属
(1) 解散の登記
(2) 残余財産の帰属
第2節 医療法人の清算の注意点
1 清算医療法人
(1) 清算人の選解任
(2) 清算人の職務
2 清算結了までの手続
(1) 債権申出の公告
(2) 清算中の破産手続
(3) 清算結了の登記
第3節 デッドロックと社員間契約等による対策
1 社団医療法人におけるデッドロック
(1) デッドロックのリスク
(2) 社員間契約等による予防と対応
2 経営のデッドロックの対応
(1) 社員間契約等による対応策
(2) 自発的解散の事由
(3) 自発的解散の課題
(4) 検討される他の対応策

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