戸籍時報 2023年11月特別増刊号vol.845

本体 ¥ 1,200
¥ 1,320 税込

著者:戸籍時報編集部/編
判型:A5判
ページ数:128頁
発刊年月:2023年11月刊
ISBN/ISSN:0912-1579
商品番号:31101
略号:時特

商品情報

現代における戸籍の意義と役割
窪田充見(神戸大学大学院法学研究科教授)

第1部 講演
 ご挨拶
 はじめに
第1 戸籍制度に関する基本的な問題意識
 1 明治時代以降の100年以上の歴史を有する戸籍制度?
 2 民法と戸籍法との関係
 3 変遷してきた戦前の「戸籍」の性質(「戸籍」と「家籍」)
第2 近時の戸籍法改正?@─戸籍データのネットワーク化
 1 戸籍制度に関する研究会
 2 法制審議会戸籍法部会(第1ラウンド)
  (1) 戸籍副本データ管理システム
   ① 各自治体における戸籍情報の電子データ化の状況
   ② 連携した戸籍データの利用と互換性をめぐる問題
  (2) 改正のポイント
  (3) 改正の意義
2 戸籍データのネットワーク化が投げかける課題
  (1) 戸籍データのネットワーク化(クラウド上の戸籍情報)と紙の戸籍
   ① 本籍地という概念とその役割?
   ② 同氏親子同一戸籍原則(紙の戸籍を前提とする「戸籍感情」をめぐる問題)
  (2) 戸籍事務内連携と自筆証書遺言保管制度の有する可能性
第3 近時の法改正?A─氏名の読み仮名の戸籍事項化
 1 氏名の読み仮名を戸籍事項化することの意義
  (1) 氏名の仮名表記の戸籍事項化の契機
  (2) 改正のポイント
   ① 「氏名の読み仮名」の許容性
   ② 氏名の読み仮名の収集
   ③ 氏名の読み仮名の変更
 2 法制審議会における議論
  (1) 氏名の仮名表記と我が国の命名文化
   ① キラキラネームという問題
   ② 我が国の命名文化
  (2) 氏名の読み仮名に関する収集方法
第4 戸籍法改正をめぐる作業を振り返って
  (1) 戸籍法を学ぶことの難しさ
  (2) 法制審議会の役割と課題

第2部 質疑応答
 質疑応答

第3部 巻末資料
資料1 戸籍法の改正に関する要綱案
資料2 戸籍法の改正に関する要綱案のたたき台
資料3 戸籍法等の改正に関する要綱案(案)についての補足説明
資料4 戸籍法等の改正に関する要綱案
資料5 氏名の読み仮名の法制化に関する研究会取りまとめ

目次

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