全訂第三版補訂 相続における戸籍の見方と登記手続
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に伴い、不動産登記上の名義人の表示にも変更を及ぼすことになるかについて言及することとした。ところで、本書の目的は、既発生の身分関係、すなわち、その発生・変更・消滅が戸籍上にどのように記載されているか、もって、その利用の仕方を示すものであることから、既発生身分関係の存否の基準日が前述の法改正前であれば、本書の初版によって大方は足りるものと考えます。しかしながら、法改正後の身分関係が、今後漸次戸籍上に反映されることを考慮し、初版の見直しとともに新たに改正部分を増補することにいたしました。ここに、読者の皆様方の層一層のご叱正を賜れば幸いであります。   平成三年二月著者        増補版の刊行について  8

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