全訂第三版補訂 相続における戸籍の見方と登記手続
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昭和六一年四月に刊行された本書は、平成三年に増補第一版を、平成八年に増補第二版を、平成一二年に新版を重ね、そして、平成一七年九月には、同年三月七日に施行された不動産登記法の大幅な改正に合わせて全訂版を刊行しました。その間、多くの方々にご利用いただいたことはまことに有難く感謝に堪えません。また、ご利用いただいた方々からは、多くのご助言、ご批判を賜ったことは、著者として望外の幸せであり、ここに深く感謝の意を表するものであります。全訂版の刊行から既に五年以上経過し、その間において相続に関連する戸籍、登記の関係法令等の改正がなされております。本書においても、その改正等に沿った手直しが必要となったため、今般、全訂第二版という形で刊行することとしました。その主なものとしては、登記関係においては、全登記所のコンビュータ化が完了し、平成一七年の不動産登記法の改正当時において併存していたコンピュータ庁と非コンピュータ庁との関係については、申請の方法等を考慮する必要がありましたが、それが無くなりました。また、当時は、改正法施行から日が浅く、筆者の取扱事例も多くなかったことから、意を尽くせない点もありましたが、その後の経過に伴い申請が定着してきたことから、申請内容の検討や申請書の事例内容の見直しをすることができるようになったので、その点の補完をしました。戸籍関係においても、戸籍のコンピュータ化が、ほぼ全国の市町村に及びつつあり、それに伴い相続開始時点の戸全訂第二版の刊行について15  全訂第二版の刊行について    

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