全訂第三版補訂 相続における戸籍の見方と登記手続
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昭和六一年四月に刊行された本書は、平成三年に増補第一版を、平成八年に増補第二版を、そして平成一二年に新版を刊行しました。さらに、平成一七年九月には、同年三月に施行された不動産登記法の大幅な改正に合わせて全訂版を刊行しました。そして平成二三年五月には、その後の相続に関連する戸籍、登記の関係法令等の改正に沿った手直しのため、全訂第二版を刊行しました。その間、多くの方々にご利用いただいたことはまことに有難く感謝に堪えません。また、ご利用いただいた方々からは、多くのご助言、ご批判を賜ったことは、著者として望外の幸せであり、ここに深く感謝の意を表するものであります。全訂第二版を刊行したのち、平成二四年四月に未成年後見制度の見直しについての「民法等の一部を改正する法律」(平成二三年法律第六一号)が施行されました。これに関連して家事審判法、児童福祉法及び戸籍法の一部も改正されました。ただし、家事審判法は家事事件手続法(平成二三年法律第五二号)として全面的に改正されましたが、同法は関係法令等との関連があるため、同法が平成二五年一月一日に施行されるまでの間は、家事審判法については、同法の一部改正法が施行されていました。その後、平成二五年一二月には、嫡出でない子の相続分を嫡出子と相等しいものとする「民法等の一部を改正する法律」(平成二五年法律第九四号)が施行され、同法第九〇〇条が改正され同年九月五日以後に開始した相続に適用全訂第三版補訂の刊行について17  全訂第三版補訂の刊行について    

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