第3版補訂 戸籍の重箱
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vi第2版の刊行にあたってみなさんの「生きた実務」のお手伝いができるのではないかと考えています。 このような願いも込めて,第2版では,本書の内容と関連する範囲で,該当する箇所において「法改正ポイントスタディ」のコーナーを設けて説明しています。この説明においては,主に凡例5に掲げた参考文献及び法務省の通達に基づいて,さまざまな先達のご助力や多くの方のご指導・ご協力を得て,筆者も勉強しながら執筆を進めました。現場の実務のために,間違いのない解説に十分留意いたしましたが,著者の理解不足や,法改正後の施行後日も浅く,審判例,嘱託による戸籍記載の実例も少ないこと等から,考え違いや説明不足等があるのではないかとも危惧しております。その点については,読者の皆さまのご叱正やご意見をいただき,また,今後のさらなる文献や実務上の先例等によって,これを補っていきたいと考えております。 平成22年3月に初版を出版しました「戸籍の重箱」は,読者のみなさん,特に初任者の方々に「戸籍のおもしろさを伝えられる書籍」を目指して,本当にたくさんの方々の力をお借りして作り上げたものでした。出版で世に出た「戸籍の重箱」は,幸せなことに,多くの読者の方々に愛され,真の意味で「命」が吹き込まれたと感じています。 このたびの第2版には,初版に込めた思いはもちろんのこと,「法改正」という課題に取り組むことで,初任者の方々をはじめ,経験を積んだ方々にもお役に立てるものとして,新たな「命」が吹き込まれることを心から希っています。 平成24年7月山 下 敦 子 

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