第3版補訂 戸籍の重箱
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viiiはじめに決すると「あー!」と大きな声で感嘆し,溢れるばかりの笑顔になります。まるで疑問が解けたときの感動を得るために,質問を捜しているかのようにも見えます。私は,そんな笑顔が見たいのです。戸籍の魅力を知り,「不安」を「興味」に変えて,難しい事例に遭遇した時でも,解決の喜びを感じるために果敢に挑戦できるような人が,一人でも多くなりますよう願って止みません。 このような想いを込めて丁寧に書き上げた本書ですが,まだまだ未熟でありますので,思わぬ誤りをおかしている点がないかと危惧もしています。そのような箇所がありましたら,どうか読者の皆さまからのご叱正やご意見を頂き,今後さらに精進していけたらと考えています。 私の「願い」を受け止めてくださった日本加除出版の方々,特にいつも励ましてくださった編集部の増田淳子さん,また,応援してくださった法務局の皆様,職場の上司や仲間たち……。私にとって発刊に至った今の喜びが,どれだけ大きなものか計り知れません。何万回お礼を言っても足りませんが,「あなたのおかげです」という言葉を,一人ひとりの皆様に心から申し上げたいと思います。 ちなみに表紙のイラストは,一緒に働く仲間,岡村万緒さんの作品ですが,私の特徴を捉えて,非常に似ていると職場では評判です。心のこもったその似顔絵でみなさんに「はじめまして」と言えることがうれしくてなりません。 はじめましてみなさん。一緒に勉強していきましょう。 平成22年3月山 下 敦 子 

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