276重箱の隅(味わいの箱)① 相談者の話をよく聞く。② こちらから必要な補足質問をする。③ 必ず戸籍を確認する。④ 頭の中で法的根拠を考え,正確な答えを出す(参考書などで確認をとる。)。⑤ 相談の内容で,「できること」と,「できないこと」を分ける。⑥ まず「できること」から話す。⑦ 次に「できないこと」を「なぜできないか」を説明しながら話す。⑧ 複数の方法があれば,相談者に選択肢を話し,相談者に結論を委ねる。 (メリット,デメリットを必ず説明すること。)⑨ 自分の個人的な意見は,極力述べない。⑩ 理屈っぽい話し方をしない。 窓口には,さまざまな相談や届出があります。 そのさまざまな事例をいくつか掲載してみました。事例には,ある問題点があります。窓口で対応する私たちを困らせるその問題点を,一緒に考えていきましょう。 なお,掲載した事例は,学習用に作成したもので,事実ではありません。 頭の中で結論が出たとしても,相談者に対して「どう対応するか」は別問題です。相談者の心情を汲み取りながらも,相談者のみの立場に立つのではなく,公平で冷静な対応が必要です。 話す声,物腰,言葉遣いなどは,その人の個性です。ただ,話す内容については,「誰が聞いてもわかるように」話すことが大切です。重箱の隅(味わいの箱) 窓口で失敗しないために汗と涙の窓口対応
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