第3版補訂 戸籍の重箱
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ii第3版補訂の刊行にあたって 必要最小限ではありますが,本書のコンセプトに沿う形で,施行済みの新法の内容を反映するとともに,改正された条文に関連する部分には,随所に「法改正トピックス」として解説を付しています。本書をお読みくださる方々のお役に立つことができれば幸せです。 令和に入ってからも,家族法の分野では,多くの法制度の見直し・改正が続いています(未施行:令和元年法律第17号の一部(情報ネットワークシステム連携)),令和2年法律第33号の一部(第三者請求),令和3年法律第42号)。また,まさに今現在,法制審議会戸籍法部会では,読み仮名の法制化の議論が進んでいます。これらの実体法や手続法の改正に伴い,戸籍の現場でも,大きな実務上の修正,変更が予想されます。 戸籍実務を担当される皆様には,新制度への対応も含め,大変な時期を過ごしておられることと思いますが,これからも前向きに戸籍と向き合い,日々の学習を怠らず,より一層ご活躍されることを心からお祈り申し上げます。 私は,愛する戸籍の現場を引退しましたが,これからも,かつての仲間や,研修の講師活動で知り合った全国の戸籍事務担当者の皆様と,苦労も喜びも分かち合っていけるよう,できる限りの精進をしてまいります。本書の中で,もし思わぬ誤りや思い違いをおかしている個所がありましたら,どうか読者の皆様からのご叱正やご意見をいただけますようお願いいたします。 令和4年7月山 下 敦 子 

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