第3版 これだけは知っておきたい 公用文の書き方・用字用語例集
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記7第 2  文章表記の仕方 1  所要額(内訳) 2  添付資料 文章の展開方式には、結論(主題)をどこに置くかによって、①頭括式、②尾括式、③双括式の三つの方式がある。いずれの場合でも、主旨をまとめやすく、また、読みやすくするため、段落分け(パラグラフ形式)をしたり、段落中の各事項に細別符号⑴⑵⑶や見出しを付けたりする。 また、その際の情報提示の仕方は、読み手が全体像を把握しやすくするため、大きな事柄(大前提となる情報)から小さな事柄(細かな情報)へと優先順位を付けて提示する。① 頭括式 最初に結論(主題)を示し、その後に、細かな説明や事実関係、分析・検討結果などを列挙する方式である。 頭括式のメリットは、ⅰ)結論を知った上で読むので、読んでいて安心感があり、かつ、全体像を把握しやすいこと、ⅱ)読み手にとって必要な情報であるかどうか、結論部分の段階で選択できることである。 広報文書や報告書、企画書などに適している。 なお、新聞記事では、まず結論(見出し)が示され、その後に、事案の概要、詳細な説明という三段構成(いわゆるニュースは「三度語る」方式)になっている。この方式のメリットは、上記i)、ii)のほか、読み手が忙しい時には、全部読まなくても、必要に応じて「結論」や「事案概要」を読むことで、おおむねニュースの内容が分かる。 最初に状況説明や事実関係、分析・検討結果などを列挙し、最後に締めくくりとしての結論(主題)を置く方式である。 尾括式のメリットは、i)巧みな導入を置くことで読み手を引き込みやすいこと、ii)その後の細かな説② 尾括式〔頭括式〕(結論部分) あなたの街の地図を作ります。(事案概要) 法務局では、令和2年度〜3年度、○○町二丁目の地域において新たに地図を作ります。皆様の御理解と御協力をお願いします。(詳細説明)⑴ 地図作成の理由⑵ 地図作成の効果⑶ 皆様へのお願い⑷ その他の事項  ・測量の費用等  ・説明会の開催日時  ・地図作成作業のスケジュール〔尾括式〕(標題) △△の開始に伴う…の予算措置について(上申)(説明部分) 平素は、当局の予算措置について、格別の…御礼申し上げます。 さて、当局では、○○支局において、令和5年 4月から△△が開始される予定となっています。 ところで、現在、○○支局の事務室は、…という状態であり、△△の開始に伴い、…を設置するとともに、レイアウトの一部を変更する必要があります。(結論部分) つきましては、財政事情が大変厳しい状況であることは十分承知しておりますが、上記事情を御賢察の上、下記経費の予算措置につき、特段の御配慮を賜りますよう上申いたします。⑵ 調査報告書や企画書等の非定型的な文書

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