次に、本書が充実した内容になったとすれば、アシスタントの堤渚紗さんが原稿全体の手直し、講演の流れや質疑応答の様子を踏まえての構成の見直し、クレーム対応や事実関係の聞き取りに関するポイントの整理など多くの部分についての執筆に協力してくれたことによる。さらに、前書(「教職の充実のための実践講座2012 改訂版」朝日出版社)では、駒津彩果さんに共同執筆者として参加いただいた。ここに、その成果をまとめることができたことを嬉しく思う。 さらに、本書が多少なりとも実践的な内容となったとすれば、現場の経験・教員の心意気を見せてくださった故・矢吹重憲先生(東邦大学付属東邦高校)、スポーツ指導員としての姿を見せてくださった故・佐々木浩憲コーチ(スポーツクラブトリム)、毎週レッスンの後、ビール片手に半分喧嘩になりながらも、より良いレッスンを追及し語り合った鈴木小巻コーチ、徳増和哉コーチ、永島秀樹コーチの存在があったからである。また、クレーム対応に当たっては、筆者の所属する水津正臣法律事務所の水津正臣所長がたくさんの手本を見せてくださった。筆者一人の成果がここにあるわけではない。 最後に、筆者の経験を教育現場に活かすよう助言をくださった日本大学法学部の安藤忠教授、壽福隆人教授、多くの先生方との意見交換の場を提供してくださった日本私学教育研究所主任研究員の山路進先生、そしてこのような立派な本にまとめあげてくださった日本加除出版株式会社の田中さやかさんのご尽力に感謝を述べたい。 本書が、多くの人の努力の成果であるだけでなく、今後、より多くの人の成果につながることを願う次第である。 平成25年6月はしがきvi堀切忠和
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