ちに接する先生が元気でなければいけない。萎縮する先生の下で子どもを伸び伸び育てるなどできるはずがない。そう思うのである。 人それぞれに個性があるから教育現場で求められる対応に正解はないと思うが、本書で示した指針が、現場で働く先生の重荷を取り除き、多少なりとも元気の素になれば幸いである。 なお、本書の改訂に当たっては、駒津彩果弁護士に執筆のご協力をいただいた。また、ゼミ生の奥山直毅くん、塚澤香葉さんから、初版に目を通しての貴重なご意見を頂戴した。それからゼミ生の山口舞さんには、忙しい中、原稿全体に目を通していただき、校正にご協力いただいた。本書が少しでも読みやすいものになったとすれば、これらの方々のサポートに負うところが大きい。また、このような短期間で改訂の作業を行うことができたのは、日本加除出版の田中さやか氏の適切なアドバイスとサポートがあってのことである。ここにお礼を述べたい。 教育に勝る財産はない。その思いの下に、大勢の方の協力を得て本書ができあがっている。少しでも、教育現場の役に立つ何かがあれば幸いである。 平成26年6月改訂版 はしがきiv堀切忠和
元のページ ../index.html#8