18_法裁
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コラム相談のみで終わったはずだが…… 相談のみで終わるケースとしては,7 弁護士が仕事を受けるのは,法律相談から始まることが多いです。① 顧問先からの相談② 過去の依頼者・知人・顧問先からの紹介③ 法テラス・弁護士会等の法律相談 相談を受けた後,弁護士が受任するかしないかを決めます。 相談のみで終われば(事件として受任しなければ),そこで終わりです。 事件として受任すれば,その方針を弁護士が決め,事務職員は指示を受けます。① 相談のみで解決したケース② とりあえず,今回の依頼を見送り(弁護士側からすると受任せず),後日あらためて依頼する予定の2つの場合があります。 どちらのケースでも,依頼者の中には相談で終わったつもりはなく,後日引き続き,電話で問い合わせてくる人もいますし,相談のみで終わったにもかかわらず,依頼したつもりになっている人もいます。 事務職員としては,通常の業務と同じく,内容を弁護士に伝えることが仕事ですが,依頼者(正確には元依頼者)の中には, 「あなたでいいから答えて」 「簡単なことだから,ちょっと教えて」 「一般的なことだからいいでしょ」 「急いでいるんだから,早く教えて!」と言って答えを求める人がいます。 事務職員としては,法律的な問いに対しては,たとえ答えがわかっていて2 事件の受任

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