15_学弁
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27      学校 (教員) は児童生徒や保護者に対して、 ①道義的責任、 ②教育的責任、 ③法的責任、 の3つの責任を負っていると考えられます。そこで、 学校で事故が起きた場合、 保護者からの様々な要求に備えて、この3つの責任を区別した対応を意識することが大切です。 ①の道義的責任は、社会人としての最低限の責任です。例えば、「適切な言葉遣い」と「適切な態度」による保護者対応です。これらが苦手な教員も意外に多く、社会人として不適切な対応が教育紛争の帰趨に影学校で事故が起きた場合、学校はどのような責任を負いますか。また、保護者が「事実関係の説明」「謝罪」「損害賠償」を学校に求めてきた場合、どのように対応すればよいでしょうか。①道義的責任、②教育的責任、③法的責任、の3つの責任を負う可能性があります。保護者に対しては、3つの責任を区別する意識を持って対応することが重要です。第1章 教育紛争の法的責任解説教育紛争の法的責任について1第 1 章教育紛争の法的責任

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