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22）棚村・前掲注18）論文125-126頁参照。23）棚村・前掲注18）論文126頁参照。24）City of Berkley C.A., Domestic Partnership Registration（http://www.ci.berkeley.25）棚村・前掲注18）論文126頁参照。現在では，例えば，パートナーの他方が一方に所有不動産を譲渡する場合の，市の譲渡所得税（Real Property Transfer Tax）の免除，市の職員の家族としての給付・手当等が支給されたり，民間企業での優遇措置等が受けられる場合もある（http://www.ci.berkeley.ca.us/ContentDisplay.aspix?id=69594（2015 /06/13））。バークレー市の場合に，登録料は30ドルであり，一方単独の解消は15ドル，双方合意は5ドルですむ。8の取組となった22）。その後，1990年代には，カリフォルニア州では，サンタ・クルズ，ウェスト・ハリウッド，サンフランシスコ，メリーランド州のタコマ・パーク，ウィスコンシン州のマジソン，ワシントン州のシアトル，ニューヨーク市などの10数の自治体に広がった23）。　バークレー市のドメスティック・パートナーシップ条例では，18歳以上で，婚姻関係になく，近親婚的な関係にもなく，同居し共通の生活需要を共にする者が「ドメスティック・パートナーシップ宣誓供述書（Domestic Partner-ship Affidavit）」を市役所の担当者に提出し，認証されることが必要である。相互に唯一のパートナーであり，従前のドメスティック・パートナーシップ解消から6か月が経過していること，共通の福祉に責任を負うことなど宣誓することも求められている24）。カップルは解消届を提出することもできるが，登録した市職員及びパートナーは，医療，健康保険の利用，忌中休暇など極めて限定的な保護しか受けられなかった25）。パートナーの解消届は双方の合意でも，一方の単独での届出も可能であり，新たな登録までに6か月間が必要である。バークレー市では，医療保険や健康保険給付のための登録が多く，登録者の15％程度が同性カップルで，85％が異性カップルであった。ちなみに，バークレー市は，西海岸ではサンフランシスコ市に近い人口11万人のUCバークレーのある都市である。　カリフォルニア州のロサンゼルスの近郊のウェスト・ハリウッド市も，1985年2月に，市の家賃安定化条例や病院・刑務所などでの面会権を認める条例を作り，1992年10月には，425組の証明書の発行がなされ，2014年10月序章　総　論ca.us/Clerk/Home/Domestic_Partnership.aspx）