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36）http://www.hopkinsmn.com/residents/domesticpartners/index.php（2015/06/13）37）棚村・前掲注18）論文109頁以下参照。38）Baehr v. Lewin, 852 P.2d 44（Hawaii 1993）.39）鈴木伸智「同性婚：アメリカ合衆国」比較法研究 74号288頁以下（2012）参照。40）United States v, Windsor, 570 U.S._　（2013）. 本判決は，ニューヨーク州で同性婚を締結していた同性カップルの一方が死亡したために，連邦法上の相続税に対する配偶者控除が適用されないために約3000万円の控除が受けられないとして，婚姻保護法第3条は違憲と判示した。キンズ市に居住する限り，25ドルを支払ってドメスティック・パートナーシップの登録を申請できる。ただし，州法及び連邦法で認められたパートナーへの権利等は市条例では認められない。ドメスティック・パートナーシップは，一方の死亡又は他方が相手方に通知するとともに，市に解消届を提出して45日後に解消される36）。3　ドメスティック・パートナーシップと同性婚　このように，アメリカ合衆国では，1984年にカリフォルニア州バークレー市，ウェスト・ハリウッド市などの住民に身近な自治体で，同性カップルに対して，夫婦と同様の地位にあることの宣言や証明書を発行するとともに，性的指向（Sexual Orientation）で差別をしてはならないとする条例を設けるところが出てきた37）。このような動きに触発され，1993年のハワイ州最高裁での，同性カップルに婚姻許可状の発給を認めないことをハワイ州憲法の平等保護条項違反としたBaehr v. Lewin判決38）以降，1999年にカリフォルニア州でもドメスティック・パートナーシップ制度を認め，2000年には，バーモント州でシビルユニオン法が成立し，各州に次々と広がっていった39）。そして，2004年にはマサチューセッツ州で初めて同性婚が認められ，1996年に婚姻保護法（the Defense of Marriage Act）が成立していたが，2013年6月には，連邦法の趣旨での婚姻とは一男一女の結合であると定める婚姻保護法第3条を連邦憲法修正第5条のデュープロセス条項に違反して違憲と判断し40），36州が同性婚を認めるに至っていた。　そしてついに，2015年6月26日，合衆国連邦最高裁判所は，同性婚を認め第１　LGBTの法的保護とパートナーシップ制度13