10第1部 総論編【図表4】世界貿易機関(WTO)を設立するマラケシュ協定の附属書一覧表全員一致で決めることが困難な状況が問題となっている。附属書一附属書一A 物品の貿易に関する多角的協定・1994年の関税及び貿易に関する一般協定〈GATT1994〉・農業に関する協定〈農業協定〉・衛生植物検疫措置の適用に関する協定〈SPS協定〉・ 繊維及び繊維製品(衣類を含む。)に関する協定〈繊維協定。ただし、2005年に失効〉・貿易の技術的障害に関する協定〈TBT協定〉・貿易に関連する投資措置に関する協定〈TRIMs協定〉・ 1994年の関税及び貿易に関する一般協定第6条の実施に関する協定〈反ダンピング協定〉・ 1994年の関税及び貿易に関する一般協定第7条の実施に関する協定〈関税評価協定〉・船積み前検査に関する協定・原産地規則に関する協定・輸入許可手続に関する協定・補助金及び相殺措置に関する協定〈補助金協定〉・セーフガードに関する協定附属書一B サービスの貿易に関する一般協定〈GATS〉附属書一C 知的所有権の貿易関連の側面に関する協定〈TRIPS協定〉附属書二 紛争解決に係る規則及び手続に関する了解〈DSU〉附属書三 貿易政策検討制度〈TPRM〉附属書四 複数国間貿易協定・民間航空機貿易に関する協定・政府調達に関する協定〈政府調達協定〉・国際酪農品協定 〈ただし、1997年に終了〉・国際牛肉協定国際連合の取り組み 国際連合(国連)は、様々な専門機関や補助機関等を設けて、経済、科学、社会のあらゆる分野で様々な活動に取り組んでいる。WTOや世界銀行(World Bank)等も国連システムの関連機関に位置づけられる。1966年に国際商取引法の段階的な調和と統一の促進を主たる目的として、国連総会の補助機関として国連国際商取引法委員会(United Nations Commission on International Trade Law=UNCITRAL)が設けられた。同委員会
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