第 部Ⅱパーソナリティ障害の類型と対応法 第Ⅰ部では総論として,難しい依頼者を主にパーソナリティ障害という視点から理解することの意味や,見立ての方法を述べました。 第Ⅱ部では各論として,6つのパーソナリティ障害の類型を取り上げ,その特徴や対応の基本原則を述べます。これら6つの類型は,法的紛争にもっとも登場しやすいと思われるパーソナリティ障害の類型です。また,事例を用いて,各類型の具体的なイメージをもっていただけるような説明を試みたいと思います。 なお,各章に挙げる事例は,筆者が見聞きした複数の事例のエッセンスを合成した架空の事例です。
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