12_実調面(右開き)
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【参考】調査事務の一覧表調査事項主張整理調査の目的45  6 第1回調停期日〜当事者列席のもと手続説明を丁寧に行い,       双方から個別に事情を聴取する〇当事者の主張を整理して,明確にする。〇時間をかけて話を聞くことで,感情の整理も図る。子の意向調査〇子の意向や心情を把握する。(子の心情調査) 子の意向とは,会いたいか,会いたくないかという直接的な意向にとどまらない。現状をどのように捉えているか,その認識の基になった情報はいつ,だれから,どのように伝えられたものかを丁寧に把握し,子が言葉に表現した意向の背景事情を把握し,言葉に表現しきれない望み,気遣い,心配などの感情を明らかにする。子の監護状況調査〇子の監護状況や,子と同居親との関係性等を把握する。子の生活状況調査〇子がどのような生活を送っているかを明らかにする。 面会交流の頻度,時間,方法などを検討するために,詳しい生活スケジュールを把握する。子の心身状況調査〇子の健康状態,発達の状況,性格行動傾向を明らかにする。面会交流の試行〇面会交流の実施に向けた調整を行う。〇面会交流の実現可能性を明らかにする。○面会交流の在り方を検討するための情報を収集する。交流場面調査〇親子の関係性や子に対する親の配慮姿勢を把握する。当事者の意向調査〇不出頭当事者に,調停手続や仮に不成立となった場合の紛争解決の見通し等に関する情報を付与した上で,解決方法に関する不出頭当事者の意向を把握する。(出頭勧告)〇不出頭当事者に対し,次回期日への出席を働きかける。関係機関調査〇子の状況等について,関係機関(学校,病院,児童相談所,保育園等)から客観的な情報を得る。 他の調査事項と併せて発令されることも多い。

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