請求の原因⑸ 所有権確認訴訟の提起の書式参考例 変則型登記に関して対応する場合の記載例として「被告」「請求の原因」の部分等を参考に挙げておく。《例28 訴状─被告の記載─表題部の所有者(氏名のみ住所不明,記名共有地で氏名記載の者の場合)》《例29 訴状の「請求の原因」の記載項目(「氏名のみ住所なし」の変則的登記の土地を占有している者が真の所有者である場合)》◎原告は,所有権を確認したい者(自然人),被告は,不在者の例◎訴状の付属書類⃝立証方法の書類の写し⃝資格証明書としての不在者財産管理人選任審判者⃝不動産の評価証明書住居所及び最後の住所 不明 被 告 A1 別紙物件目録記載の土地(以下,「本件土地」という。)の不動産登記簿の表題部所有者欄に記載されている登記名義人は,被告です。2 しかし,本件土地は,代々山本家が承継する財産として受け継がれてきたものです。3 原告は,父親である山田一郎から,原告が結婚した平成3年12月24日に,「本件土地は,山本家の先祖から引き継がれた土地だから,結婚のために贈与する。」と言われ,所有の意思をもって平然かつ公然に,本件土地の占有を開始しました。4 そして,原告は,その時から20年経過した平成23年12月24日時点でも本件土地に対する占有を継続していました。5 原告は,その後も,本件土地に対する占有を継続しており現在に至っています。第2節 変則型登記(表題部所有者不明土地)に関する対応策396
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