x 目次 29設例1 事業承継税制 30設例2 事業承継と遺留分に関する民法の特例 37私は,製造業を営んでいますが,そろそろ,後継者である長男に会社の株式を全て譲りたいと考えています。この際,顧問税理士から,事業承継税制を活用すると,相続税や贈与税が安くなると聞きました。事業承継税制とは,具体的にどのような制度なのでしょうか? また,当社のような小規模な会社でも,事業承継税制を利用した方がよいのでしょうか?1 事業承継税制の概略 30(1)概 略 30(2)特例措置と一般措置 312 事業承継税制のメリット・デメリット 32(1)メリット 33(2)デメリット 333 納税猶予の要件の概要 33(1)一般措置の場合 33(2)特例措置の場合 354 納税猶予後の納税免除の主な事由 35(1)一般措置の場合 35(2)特例措置の場合 36Aは,甲株式会社の代表取締役で,同社の株式を100%保有しています。Aの妻は既に死亡しており,Aの法定相続人は長男Bと長女Cのみです。Aは,Bを甲社の後継者にしようと考えており,同社株式100%をBに承継したいと考えています。現時点では,同社株式100%の時価は約3億円ですが,甲社の業績が良いため,10年後には2倍の約6億円にまで増える可能性があります。このような場合に,Aが,Bが甲社株式を承継する際の納税負担とCの遺留分について配慮しつつ,甲社株式を適切にBに承継するためには,どうすればよいでしょうか?1 遺留分の基礎知識 38(1)遺留分の意義 38(2)遺留分権利者 38(3)遺留分割合 39(4)遺留分算定基礎財産 39第2章 各 論 第1 親族内承継 30
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