弁承継
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設例12 SPC(特別目的会社)を利用したMBOによる事業承継 105私は,電子部品製造会社を経営していますが,親族に後継者となるべき者がいません。そこで,長年一緒に経営に携わってくれた副社長に,会社を譲ろうと考えています。ただ,副社長はそれほど資金を持っていないため,私の保有する株式を,個人で買い取ることができません。このような場合,私はどのようにして,副社長に会社を譲ればよいのでしょうか?1 MBOのメリット 1052 資金調達のためのSPC設立 1063 SPCを用いて事業承継する手順 106設例13 組織再編税制の活用 109設例14 事業承継における合併 1144 「著しく低い価額」と認定された裁判例 1025 低額譲受と所得税 103私は,小売販売業を営むグループ企業のオーナーです。このグループ企業には,小売販売事業を統括する本社があります。約10年前から,本社が,事業形態の異なる小売販売子会社3社を,100%子会社として保有しています。本社は黒字続きで,3社の子会社のうちA社とB社も黒字が続いているのですが,C社だけが赤字続きで,繰越欠損金が約5000万円にまで達しています。しかし,C社は収益性の高いビルを保有しており,ビルの簿価は3億円ですが,時価が4億円にまで値上がりしたため,ビルの含み益が1億円に達しています。今回,事業承継を検討するに当たり,本社と子会社のグループ再編も実行したいと思うのですが,具体的にはどうすればよいでしょうか?1 組織再編税制とは 1092 適格組織再編成の分類 1103 適格組織再編成の効果 1104 適格組織再編成の要件 112Aは,食肉卸業を営む甲株式会社(以下,「甲社」という。)を経営しています。甲社の代表取締役はAであり,Aが甲社株式の70%を,Aの妻であるBが甲社株式の20%を,Aの弟であるCが甲社株式の10%を保有しています。Aは還暦を迎えたため,そろそろリタイアして事業を誰かに引き継ぎたい目次  xv第2 親族外承継 105

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