孤独死が起きた時に、孤独死に備える時に Q&A 孤独死をめぐる法律と実務
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258  第3章 孤独死の防止や孤独死に備えた終活の準備葬儀生前契約支援事業や緊急時、死亡時の情報提供などを行っています。 福岡県福岡市では、福岡市社会福祉協議会が終活サポートセンターを設けており、「やすらかパック事業」として、生前の契約により死後事務(直葬、納骨、家財処分、役所の手続等)を福岡市社会福祉協議会が委託した業者が行うというサービスを提供しています。やすらかパックの特徴は、死後事務に要する費用を前払するのではなく、少額短期保険会社と提携して月々の利用料金を支払えばよいとしていることです。 このように各自治体が、独居の高齢者の孤独死だけでなく、葬儀や遺品整理、納骨などの不安も解消できるような制度に力を入れ始めています。3 自治体への相談を もし、独居で孤独死が不安、亡くなった後のことの事務が不安だが、安心して委託できる友人や会社が見つからないという方は、お住まいの市区町村又は地域包括センターに相談してみてください。 何か利用できる仕組みがあるかもしれません。

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