iv そのため孤立死も、この統計と同様、増加していることがうかがわれます。東京23区における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数3 孤独死の増加と「終活」ブーム 昭和61年の国民生活基礎調査では、単独世帯13.1%、夫婦のみの世帯18.2%とおひとり様、おふたり様の世帯は合わせて31.3%でした。 これが前述のとおり令和元年の「国民生活基礎調査」では、おひとり様、おふたり様の世帯は合わせて61.1%になっています。 このことからも、急速におひとり様、おふたり様が増えていることが分かるかと思います。この33年間で、子と同居する高齢者の世帯数を逆転してしまっているのです。 急速に高齢者の暮らし方が変化したことにより、高齢者の死に対する考え方も変わってきました。 その最たる例が「終活」かと思います。 「終活」という言葉は、平成21年頃に生まれ、平成24年には新語・(人)4,5004,0003,5003,0002,5002,0001,5001,0005000平成212,9132,1943,1273,1793,3332,6182,7332,8782,89122232425263,88227282930(年)資料:東京都福祉保健局東京都監察医務院の統計より内閣府作成出典:内閣府「令和2年版高齢社会白書(全体版)」4 生活環境を加工して作成
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