実情を踏まえておく必要があると考えます。そのような趣旨で,「最近の裁判例の動向について」と題した論考を掲載するだけでなく,平成30年以降の裁判例を中心としたデータを掲載しましたので,是非とも,最近の裁判例について,当該事件の審理期間も踏まえて具体的に研究していただきたいと考えています。最後に,本書のテーマは,同様のテーマを直接取り上げた類書が見当たらないことから,むしろ,執筆者自身の研修という趣旨も含めて,あえて浅学菲才の身を顧みず,本書の出版に至った次第ですので,誤解している部分や間違っている部分もあるかもしれませんが,そのような不都合な点にお気づきの際には,是非ともご指摘・ご教示を賜りますようお願い申し上げます。2020年11月 執筆者を代表して弁護士 藤井伸介v
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