6_民信手

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１　遺言信託（遺言による信託）委託者受託者同一人受益者第二次受益者他益信託自益信託8　遺言信託（以下「遺言による信託」といいます）とは，信託法3条2号に規定する「遺言をする方法」によってする信託のことです。信託の設定は，信託契約，遺言，信託宣言のいずれかで行うことになりますが（信託法2条2項各号），遺言による信託は，このうち，遺言の方法による信託ということになります（信託法3条2号）。　遺言による信託は，自筆証書（民法968条）や公正証書（民法969条）等の方式で作成し，前の遺言が後の遺言と抵触するときは，その抵触する部分については，後の遺言で前の遺言を撤回したものとみなされるなど（民法1023条），民法の遺言の規定が適用されることになります。　遺言による信託は，遺言の効力の発生によって効力が発生するので（信託第１章　総論――民事信託の仕組みQ4遺言信託（遺言による信託）と遺言代用信託はどのように違うのですか。