法律実務家に対して,羅針盤としての役割を果たすことができると考えている。 もっとも,離婚事件は同じ争点であるかのように見えても,一つ一つのケースには大きな違いがあり,解決⽅法も様々である。そのため本書を参考としながら,具体的な状況に応じて臨機応変に対応していただきたい。不備な点,⼗分に詰められていない点もあるかと思うが,本書が離婚財産分与を扱う法律実務家の一助となれば望外の喜びである。 最後に,本書の執筆にあたっては,企画から出版全般にかけて,小室裕太郎氏と日本加除出版の佐伯寧紀氏に大変お世話になった。心から感謝する。 2021年2月弁護⼠ 宮﨑 晃iiiはしがき
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