不動産鑑定と訴訟実務
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はしがきiiiこれが読みにくいという方もいるものと思われる。そのような方は,興味のある項目あるいは担当事件で争点となっている項目から入り,説明が省略されている部分については,随時,目次や事項索引等を利用して当該部分を参照していただく方が読みやすいかもしれない。本書の性質上,不動産関係訴訟を扱う弁護士,不動産鑑定士を主な読み手と想定しているが,そこで争点となるものの多くは,取引上や税務上も同様に問題となる上,法律実務や鑑定理論に限らず税務上の扱いについても一定のボリュームを割いて説明しているため,税理士や不動産関連業者にも十分参照価値はあるものと自負している。もっとも,手を広げすぎたため,説明が行き届かない部分があるかもしれない。至らぬ点については,唯々ご海容をお願いするほかない。最後に,当初から遅れがちな原稿の進捗にもご配慮いただくとともに,校正等含め精力的にバックアップしていただいた日本加除出版株式会社編集部の各位に対し,ここに深く謝意を申し上げる次第である。2021年4月中 島 俊 輔

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