事例でわかる 任意後見の実務
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(2) 変更の依頼書 変更について後日問題が生じないように、重要な部分については別途、変更の依頼書を作成しました。その上で新しい見守り契約を締結しました。 もちろん、覚書や変更契約書を最初に契約した原本に添付して一体にしておくという方法も一つだと思いますが、私たち法人は高齢者と接する仕事が多いため、理解力不足による後日の疑義を避けるためにひと手間かけて、注意を喚起することを意識しています。見守り契約の変更依頼書(記載例)に対して合意することにしました。勝司法書士法人 代表社員 勝 猛一 様 私は、貴殿との間で令和 年 月 日付けで締結した見守り契約書における第5条(契約の変更)に基づき、第2条(訪問及び連絡)と第4条(報酬)を下記の内容に変更することを依頼いたします。 令和  年  月  日                 住所                 氏名     O         第2条(訪問及び連絡)  訪問日は、Oさんと勝司法書士法人との協議により、必要に応じて随時訪問面談し、定期訪問は行いません。 2 勝司法書士法人は、Oさんに対し、6か月に1回、生活と健康状態を把握するため、電話連絡するものとします。 3 第3項、第4項削除第4条  Oさんは、勝司法書士法人に対し、第2条第1項に定める定期的な電話記1251-2  見守り契約の変更見守り契約の変更依頼書

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