事例でわかる 任意後見の実務
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ii御 礼 任意後見業務を始めるに当たり教えを乞うたのが司法書士の玉田五志先生です。後見業務以外に裁判業務についても詳しく、業務で困ったときは相談させていただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。 この本を書くに当たりベースとなったのが、私の大阪市立大学大学院での修士論文です。大阪市立大学の久末弥生教授には、修士論文のご指導のほか、多くのご尽力をいただき、改めて感謝申し上げます。また、当時博士課程であった小谷功様には、本書執筆の際にも助言をいただきました。誠にありがとうございました。 事務所のスタッフには、ともに経験した業務内容を紹介してもらいました。相続・後見チームの吉田敦子さん、後藤奈緒子さん、栗田典子さん、佐藤活実さん、高瀬博美さん、中尾麻里さん、西野葉月さん、飽浦佳奈さん、野山泰江さん、上林佐江子さんのご協力に感謝したいと思います。でしょうし、時には相談者から信頼されて受任者になることもあるでしょう。そのときに、専門書を開いても答えが出ないことが往々にして起こります。 実務で経験しないと「目の前の依頼者の感情や家族の思い」は理解できません。本書で、筆者の任意後見の経験をできる限りお伝えします。皆さんが実務で悩んでいるときや苦しんでいるとき、時には判断に迷ったときの参考になれば幸いです。 理論編で理屈を読んだときに、これは実務ではどうなっているのだろかという疑問が湧くと思います。本書では、理論と実務での事例をできる限りリンクさせていますので、必要としている該当の理論編を読んだ後は、事例編を読んでいただくことで、専門家としての行動がイメージできると思います。 2021年5月はじめに著 者

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