122 124 126 130 132第８章 投稿者の特定方法 128目 次Column 7 削除請求の時的限界 16果削除請求を利用します。グーグルの検索結果が消えると，ヤフーの検索結果は同時に消えます。Microsoft Bingは別です。最高裁決定（最三決平29．１．31民集71巻１号63頁）によっても，いくつかの論点が未解決のまま残りました。検索結果削除仮処分に特有の争点を確認し，検索事業者の主張に備えてください。検索キーワードの候補が自動的に表示されるオートコンプリートや関連検索キーワードは，オンラインフォームから削除請求します。削除完了したのに「まだ削除されていない」と言われたときは，キャッシュの可能性を考えましょう。検索サイトのキャッシュは短期間で更新されますが，自動更新を待たずに削除請求することも可能です。実名登録型サイトで投稿者を特定するには，サイト管理者（コンテンツプロバイダ）に対し，投稿者の住所氏名，電話番号等を開示請求します。ショッピングサイトのクチコミやSNSで使う手法です。匿名投稿のできるサイトで投稿者を特定するには，原則としてIPアドレス→住所氏名の開示請求という２段階の手続が必要です。５５ 検索結果削除仮処分での争点 ５６ オートコンプリートの削除請求 ５７ キャッシュの削除請求 ５８ 登録型サイトからの開示請求 ５９ 匿名サイトからの開示請求（２段階）
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