ネト請
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1 削除請求しにくいもの 24⑴ 連絡先の記載がない⑵ 海外プラットフォーム⑶ 海外サーバー⑷ 技術的問題第1章 相談と受任 サイトに「お問い合わせ」フォームなど,サイト管理者への連絡手段が用意されていないケースでは,削除請求も予定されていないと考えられ,ハードルが上がります。 それでも,プラットフォーム運営会社やサーバー管理会社経由での削除請求には応じていることもあるため,まずは,どのようなプラットフォーム・サーバーを利用しているのかを調べましょう(➡❾~)。 海外の事業者がプラットフォームを運営しているケースでは,日本人利用者を想定しているかどうかが判断基準の1つになります。X(Twitter)やGoogleのように,日本人利用者も前提にしたサイトでは,日本法に基づいた削除請求にも応じていますが,そうでないと,削除請求のメールを送っても,反応すらしないこともあります。 匿名の個人がプラットフォームを使わず,独自にサイトを構築しているケースでは,レンタルサーバー会社の所在地(国)が判断基準の1つになります。たとえば個人アフィリエイターは,一般に日本のサーバー会社を利用しており,サーバー会社経由での削除請求が可能です。他方,海外サーバーを利用しているサイトでは,サーバー会社経由での削除可能性がとても低くなります。 日本のサーバー会社であっても,技術的問題により記事の削除ができないケースもあります。サーバー会社が個別ファイルに干渉できない仕組み■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■削除請求の注意点

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