1 削除請求のスケジュール感 ⑴ 裁判外の方法⑵ 裁判手続第1章 相談と受任■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■10 削除に要する時間は,メールやオンラインフォームで削除請求する方法(➡)のうち,投稿者に意見照会しない場合が最も短く,1日~1週間です。サイトによっては,削除請求ボタンを押した瞬間,自動的に対応されることもあります。削除したかどうか,また,削除拒否かどうか,返事のないサイトもあるため,定期的に画面で確認するのがよいでしょう。 サイト側が投稿者のメールアドレス等を把握しているケースでは,投稿者に対し削除してもよいか意見照会を実施することがあり,上記に加え1~2週間程度かかります。 送信防止措置依頼書での削除請求は(➡),意見照会をする場合の期間が7日間と法定されているため(プロ責法3Ⅱ②),前後1週間の手続期間を加え,3~4週間程度での対応となります。 削除仮処分は双方審尋期日が必須のため,サイト側の反論回数によって期間が変わります。熱心に反論するサイトでは,削除決定までに2~3か月かかることもあります。保全異議,保全抗告が出されると,さらに長期化します。他方,何も反論がなければ決定までの目安は7~10日程度です。そこから1~2週間ほどで削除対応されます。 削除訴訟は訴訟手続のため,一般的な訴訟と同程度の期間が必要です。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■スケジュール感5
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