リモート
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2 リモートワークの分類 リモートワークの分類としては,主に就業のあり方によって区分するものとして「雇用型リモートワーク」と「自営型(非雇用型)リモートワーク」があり,主に就業場所で区分するものとして「サテライトオフィスワーク(勤務)」「在宅ワーク(勤務)」「モバイルワーク(勤務)」があります。⑴ 就業のあり方による分類ア  雇用型リモートワーク第1章1 リモートワーク(テレワーク)の種類1 リモートワーク31 リモートワーク(テレワーク)の種類1)テレワークとは,tele(=「離れたところ」で)とwork(=「仕事をする」)を組み合わせた造語です。2)ほんのニュアンスの違いではありますが,アメリカでは「テレワーク」よりも「リモートワーク」の方がよりリモート先で働くことに主眼がある表現とも言われています。解説1  リモートワーク( テレワーク)とは 情報通信技術(ICT)を使用した場所にとらわれない柔軟な働き方を従前より「テレワーク1)」と称し,時間や場所を有効に活用できる就労・作業形態として広がりを見せていました。 近時「リモートワーク」という語も使用されていますが,意味は「テレワーク」とほとんど同じであり,我が国では同一の意味2)がある語として併用されています(本書ではリモートワークの方を使用しております。)。 リモートワーク(テレワーク)にはどのようなものがありますか。 広義にはオフィスから離れた場所で仕事をすることをリモートワーク(テレワーク)といいますが,その仕事をする場所や就業形態によってリモートワークは区分されます。 原則として労働(雇用)契約に基づく就業者(すなわち労働者)が情報

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