デジ遺品第二版
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相続手続の基本3総論前記の表のとおり、①「誰が」「何を」「どのように」相続するのかを決める手続と、②それに従って実際に各財産を引き継ぐ手続の2つに分けることができます。なぜ、最初に遺言書の確認をするんですか?故人が遺言書を作成している場合、「遺産調査」や「遺産分割協議」が不要となるケースもあるからです。次に、相続人調査ですね。これは、故人の遺産を相続する権利がある親族、つまり「相続人」の有無を調査するものです。具体的には、故人の出生から死亡までの戸籍謄本を取得することとなります。隠し子なんかいると、もめるやつですね。遺産調査というのは、亡くなった人の遺産を調査するってことですか?はい、そのとおりです。この作業がとても大変なんですよ。私の頃であれば、パソコンもない時代だったし、通帳等の場所とかも家族で共有していたからよかったけど、今の時代は大変だろうな。最後に、遺産分割協議ですね。これは、読んで字のごとく、故人の遺産をどう分けるのかを話し合うものとなります。なるほど、遺言書があると、遺族も楽になるんですね。01

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