新しい公用文作成ガイドブック
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図表1 基本的な考え方(項目抜粋)〈新要領(本文1〜2頁)〉・公用文の定義・分類を明確化・想定読者は中学3年生・「公用文と法令における表記の一体化」の緩和1章 新しいルールの登場 メディアでは,コンマ[,]使用のルールが緩和され,読点[、]でもよくなったといったところばかりが取り上げられているが,図表1を見ると文章のわかりやすさにかなり踏み込んだ内容になっていることがわかる。変更点の中でポイントと言えそうなところを以下に列挙する。 公用文の範囲には法令,告示・通知等,記録・公開資料等,解説・広報等のジャンルがあり,この中でも一般向け公用文である記録・公開資料,解説・広報等は平易に書く必要がある(3章)。 読み手は非常に多様化しているので配慮が必要である。また,公用文は原則として義務教育で学ぶ範囲の知識で理解できるようにする(4章)。・漢字使用は読み手に配慮して行う 漢字の種類や字体に関するルールは常用漢字の枠内で運用する。ただ,想定読者の設定次第で,常用漢字をもひらがなに直してよいという緩和措置が示されている(5章)。 一般向け公用文はこれまで守られてきた公用文の送り仮名ルールを使わなくてもよい。法令の表記をやめて,学校教育で学ぶ表記と一致させることで親しみやすくなる(6章)。1 公用文作成の在り方 ⑴ 読み手とのコミュニケーションとして捉える ⑵ 文書の目的や種類に応じて考える2 読み手に伝わる公用文作成の条件 ⑴ 正確に書く ⑵ 分かりやすく書く ⑶ 気持ちに配慮して書く5

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