カスハラ
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がらせ)も存在する。クレーム(要求)カスハラ(広義)クレーム(要求)カスハラ(広義)不当クレーム要求を伴わ要求を伴わない嫌がらない嫌がらせ(狭義のせ(狭義のカスハラ)カスハラ)〈図表1 カスハラとクレームの関係〉□2 カスハラとクレームの異同⑶ カスハラとクレームの図示7「料金を間違えられた。この会社最悪」という文章と共に,運転手の写真を掲載した場合はどうであろうか。 これは,もはや「要求」ではなく,「嫌がらせ」が主目的である。よって,「不当クレーム」というよりも「顧客による嫌がらせ」(狭義のカスハラ)というべきであろう(前記②に関連)。 このように,「カスハラ」(広義)は従来から存在していた「不当クレーム」を含むものであるが,それに限らず「顧客による嫌がらせ」(狭義のカスハラ)を含む概念であると考えられる。 以上のカスハラとクレームの関係を整理すると次のようなものになる。① まず,クレーム(要求)には正当クレームと不当クレームが存在する。② 正当クレームはカスハラ(広義)に含まれない。③ 不当クレームはカスハラ(広義)に含まれる。④ カスハラの中には不当クレームに含まれないもの(要求を伴わない嫌正当クレーム正当クレーム

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